大人気ミュージカル『テニスの王子様』への出演で一躍脚光を浴び、仮面ライダーシリーズ、ドラマ『ホタルノヒカリ』と俳優としての知名度を上げ、同時に歌手としても日本武道館で単独ライブを行うなど、まさに八面六臂の目覚ましい活躍が印象的な加藤和樹さん。

憂いを含んだ美しい顔立ちもさることながら、心地良く耳をくすぐるベルベットボイスで声優としても大人気です。そんな加藤和樹さんが、「4年前の出演時に、とても苦しんだ」と語る舞台の再演に挑戦。実は「料理が大得意」といったプライベートのお話も含め、再演への意気込みを伺いました。

若きジョン・レノンは「心の揺れがバレバレで、物事を深く捉えない」加藤和樹がその声から感じ取った繊細さ_img0
 

加藤和樹
Kazuki Kato

1984年10月7日生まれ、愛知県出身。2005年にミュージカル『テニスの王子様』で跡部景吾役を演じて脚光を浴びる。翌年の2006年4月にMini Album『Rough Diamond』でCDデビューを果たし、歌手活動もスタート。毎年CDリリースや日本武道館ほか、日比谷野外音楽堂などで毎年単独ライブや全国ライブツアーを開催するなど、音楽活動を精力的に行っている。2009年からは韓国、台湾、中国でCDデビューを果たし、上海や北京、韓国でもライブを行なう。雑誌の表紙を飾るなど海外にも活動の場を広げる。俳優としてはドラマ・映画・舞台など幅広い分野で活躍。2021年4月アーティストデビュー15周年を迎え、「ローマの休日」ジョー・ブラッドレー役、「BARNUM/バーナム」フィニアス・テイラー・バーナム役の演技に対して第46回菊田一夫演劇賞・演劇賞受賞。ミュージカル界においては、ミュージカル『レディ・ベス』(2014年、2019年)、ミュージカル『タイタニック』(2015年、2018年)、『1789 -バスティーユの恋人たち-』(2016年、2018年)、ミュージカル『フィスト・オブ・ノースター~北斗の拳~』(2021年)、ミュージカル『キングアーサー』(2023年)など、話題作への出演が引きも切らない。今年7月~9月はミュージカル『ファントム』のファントム役での出演が控えている。

 

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【写真】加藤和樹がジョン・レノンに。ロック感溢れる衣装やヘアメイクも見どころ。
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