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【40代からのベースメイク】毛穴・赤みをカバーしながら今っぽい印象に!厚塗りに見えないポイントは?

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今回、整えるベースメイクを体験するのは……

 

モデル・みほこさん(46歳)
モデル歴は30年以上。ファッション誌はもちろん、透き通るような肌で美容の広告でも活躍中。プライベートでは高校3年生の女の子を持つママ。「最近は母娘でメイクについてあれこれ話したり、美容談義で盛り上がるのが楽しいです」。

 

肌の赤みやくすみ、
毛穴の悪目立ちをどうにかしたい!

 

目下の悩みは「赤み」。メイクで隠していますが、厚塗りになるのは嫌。最近は毛穴の悪目立ち、くすみ、目のまわりの肝斑なども気になってきました。

\山下さん、アドバイスお願いします!/
みほこさんは外部刺激を受けやすい肌で、肌色も白いため、赤みが余計目立ってしまうんですね。メイクでカバーするには化粧下地とコンシーラーを上手に使っていきましょう。これを機にスキンケアの見直しもしてみて。

失敗しないきちんと感あるハリ肌作り
ファンデはリキッドタイプがおすすめ


「ファンデーションってクリーム・リキッド・パウダー・クッションなど種類があって、自分の肌に合ったものはどれかわからない、と悩みますよね。40代の肌にはリキッドタイプを選ぶことをおすすめします。

今回使用したエレガンスのファンデーションは、肌にのせた時から膜感を感じさせないみずみずしいテクスチャーが特徴。カバー力も適度にあって均一な肌に仕上げてくれます。ブラシを使えばツヤ肌が叶う大人に嬉しいアイテムなんですよ」(山下さん)。

適度なカバー力とツヤ感が叶う使用コスメはこちら!

 

左から
①化粧下地は肌ムラやくすみをカバーするほか、化粧崩れにも効果的。「UV&スキンケア効果も高いセルヴォークを使用しました。赤みが気になる人は肌なじみのいいミント(02)を選んで」(山下さん)。エンハンスメント カラー プライマー SPF43・PA+++ 30g 全2色 ¥4180/セルヴォーク

②「エレガンスのリキッドファンデは今回のモデルのみほこさんのような肌にぴったり。みずみずしいテクスチャーで極薄のヴェールをのせたような仕上がり。しかも汗や皮脂にも強く、きれいな仕上がりがずっと続きます。使わない手はないですね」(山下さん)。エレガンス ウォータリィ フィルミック ファンデーション SPF50・PA++++ 30mL 全6色 ¥6600/エレガンス コスメティックス


③「コンシーラーの良し悪しを見極めるポイントはテクスチャー。柔らかすぎると横すべりしてしまうし、固すぎると逆に悪目立ちしてしまいます。カネボウの美容液コンシーラーは肌にぴたっと止まるフィット感が絶妙。ポイント乗せした後も肌になじむので、出番の多いアイテムです」(山下さん)。カネボウ デザイニングカラーリクイド (01: SPF12・PA++ 02: SPF10・PA++ 03: SPF8・PA+ 04: SPF4・PA+) 全4色 ¥3300/カネボウインターナショナルDiv.

④「今回の仕上げに絶対必要だったのがプレストタイプのパウダー。RMKのシルクフィット セッティングパウダーは肌へのフィット感が絶妙なんです。ファンデーションの仕上がりを邪魔しないルーセントなカラーは厚みを感じさせません」(山下さん)。RMK シルクフィット セッティングパウダー ¥5500/RMK Division

肌の赤みや毛穴をカバーしながら
きちんと感がある肌をつくりたい!

 

①気になる赤み部分にセルヴォークのプライマーを適量をのせて指でなじませて。「今回は赤みのある頬を中心に、その後、顔全体に広げています。ただし、赤みを消しきらないように。少し残してチーク代わりにすれば血色感のある肌に見せられるんです。化粧下地で『消す』というよりも『整える』感じですね」(山下さん)。

 

②エレガンスのファンデーションIV302を使用。「今回はファンデーションブラシを使って肌を磨くように塗っていきます。ブラシは肌に当たる部分が平らなものを選びましょう。頬の中央にファンデーションをのせたらフェイスラインに向かってワイパー塗りをしながら顔全体にスライドしていきます。あごまわりにファンデーションが溜まってしまうのもそぎ落として均一にしてくれます」(山下さん)。

 

\山下さん、さらに質問!/
――ファンデーションの色選びはどうしたらいい?
「40代のファンデーションの色選びは難しく、皆さん、自分の肌色よりも明るい色を選びがち。みほこさんの場合IV301(上)とIV302(下)で迷いました。彼女の肌は白いのですが、白浮きしないオークルタイプを選んだほうが正解。手の甲だけでなく、実際に首すじで色を確かめるとベター」(山下さん)。

 

③美容液タイプのコンシーラーはファンデーションの後に使用して。「気になるところにのせたら指でポンポンとなじませて。

\山下さん、さらに質問!/
――眉間の毛穴が気になる場合もコンシーラーで消せる?
「あまりおすすめできません。眉間は皮脂の分泌バランスが崩れやすかったり、表情の動きも多く、メイクが崩れやすい部分でもあります。毛穴の深さにもよりますが、溝に入ってしまうと悪目立ちしてしまうことも。目尻のシワや眉間の毛穴が気になるときは、ブラシに残っているファンデで十分。最後にもう一度重ねる程度にしましょう」(山下さん)。

④締めはRMKのシルクフィット セッティングパウダーを。「眉間の毛穴悩み対策として粉が毛穴の奥にまで入りこまないプレストパウダーが大活躍。不器用な方でもフェイスパウダーがあればきちんと感が出せるんです。お助けアイテムなんですよ」(山下さん)。

⑤最後にもう一度、セルヴォークのプライマーを。「使用したブラシにプライマーを少量なじませて首にササッと塗りましょう。UVケアもできますし、顔と首の色の差もなくなります。『メイクは首筋まで!』を習慣にしてほしいですね」(山下さん)。

完成!

 

コロナ明けの新・ベースメイク術。きちんと感を出すメイクテクもコツさえ覚えてしまえば、とても簡単。「ファンデの有り無しが正しい・正しくないではなく、ストレスなくメイクができればいいですね」(山下さん)。みなさんも、シーンに合わせたなりたい肌を作ってみてはいかがでしょうか。


次回は、コロナ明けのベースメイクのポイントと編集部が厳選したおすすめアイテムを紹介します。

40代の肌をナチュラルにカバーできるベースメイクのコツ
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撮影/後藤渉
ヘアメイク/山下美紀
モデル/みほこ
取材・文/長谷川真弓
構成/國見香

第1回「マスク頼りはもうおしまい!40代のための簡単&手抜き感ゼロの「整えるベースメイク術」」>>

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