先日、ある女優さんが、SNSで「ヘバーデン結節」を患っていることを明かし、話題となりました。40歳以降の女性に多いと言われる「へバーデン結節」とは、一体どんな病気なのでしょうか? 原因、予防、治療法などについて、山田悠史医師に聞きました。
教えていただいたのは……
山田 悠史
米国内科・老年医学専門医。慶應義塾大学医学部を卒業後、日本全国の総合診療科で勤務。新型コロナ専門病棟等を経て、現在は、米国ニューヨークのマウントサイナイ医科大学老年医学科で高齢者診療に従事する。フジテレビライブニュースαレギュラーコメンテーター、NewsPicksの公式コメンテーター(プロピッカー)、コロナワクチンの正しい知識の普及を行うコロワくんサポーターズの代表。カンボジアではNPO法人APSARA総合診療医学会の常務理事として活動。著書に、『最高の老後 「死ぬまで元気」を実現する5つのM』、『健康の大疑問』(マガジンハウス)など。
Twitter:@YujiY0402
編集:「へバーデン結節」、聞きなれない病名でした。どんな病気なのでしょうか?
山田:「へバーデン結節」は、指の第1関節が変形し曲がってしまう、原因不明の病気です。結節とは骨のコブのことで、症状には個人差がありますが、腫れてしまったり、赤みを帯びたり、痛みが生じることもあります。ちなみに、第2関節に類似の症状がある場合は、「ブシャール結節」と言います。
編集:症状が出る箇所によって、名前が違うのですね! 名前が違う、ということは、原因も違うということですか?
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