「世界一の卵料理」として称されるスクランブルエッグを提供し、日本上陸とともに爆発的ブームを起こしたオーストラリア・シドニー発のオールデイダイニング『bills(ビルズ)』。ふわふわのリコッタパンケーキやスクランブルエッグはすっかり定着し、国内に8店舗も展開しました。
今もなお世界中で愛されるbillsですが、今年は3年ぶりのメニュー更新が注目を浴びています。テーマはbillsのレストランターであるビル・グレンジャー氏の「夏の思い出」。ビル自身の幼少期からの思い出を巡る、レパートリー豊かな料理を紹介いたします!
ビル・グレンジャー氏はベジタリアンの母を持ち、幼い頃からアジア料理が食卓に並ぶなど、多様な食文化や生活様式にインスパイアされてきたそう。
今回の新メニューでは、そんな経験を持つ彼ならではのアジアンテイストを加えたプレートやプラントベースのアイテムなど、個性豊かで身体にも優しい料理が揃っています。
まずは、キッチンで丁寧に焼き上げられるヴィーガングラノーラに、キンと冷えたストロベリー、ラズベリー、バナナとヘンプミルクを使ったスムージーを加えたブレックファストボウル。ヘルシーで暑い季節にぴったりな一品です。
billsで人気のオープンサンドイッチにヴィーガンメニューが登場。スクランブルエッグのように優しく炒めた絹豆腐と、マレーシアやシンガポールで定番のチリソース ‘サンバル ‘の相性は抜群。オーストラリアの朝食に欠かせない卵料理をシグネチャーメニューとするbillsで、新しいブレックファストメニューを堪能することができます。
「一番の大好物はチキンシュニッツェルだった」と語るほど、幼少期からチキン料理が大好きなビル・グレンジャー。パクチーをふんだんに使ったグリーンサラダに、ホリーバジルとカレーペーストに漬けたチキンを添え、ベトナムで定番のソース ‘ヌクチャム’を加えた、エスニックでボリュームのあるサラダです。
ムール貝をメインに、食欲をそそるガーリックをふだんに使用したトマトベースのタリアテッレ。モチモチでとっても美味しいbillsのタリアテッレですが、ムール貝の塩気とトマトソースの絡み、手摘みバジルの香りが相性抜群でした。
個人的に一番おすすめだったのがこちらのスイーツ。イギリスやオーストラリアの子どもに大人気なサマースイーツ「ネオポリタンアイスクリーム」をご存知ですか? バニラ、チョコレート、ストロベリーの3色のアイスをコーンに盛るデザートのことですが、こちらはbills風にアレンジされています。ピスタチオ入りのバニラ、サワーチェリー、そして濃厚なチョコレート。見た目も可愛らしく、童心をくすぐられてしまいます。
他にも様々な新メニューが追加され、また大人気のハイティーセットもサマーバージョンにアップデートされています。
行列ができる印象もあるbillsですが、時間帯・店舗によっては予約も可能です。ビル氏の思いが込められた、フレッシュで夏めくお料理をぜひお楽しみください!
billsで楽しめる「夏の思い出」。3年ぶりの新メニューに注目!
▼右にスワイプしてください▼
(C)Koji Hanabuchi
文・構成/山本理沙
Comment