不満を抱きやすい人とそうでない人がいます。不満が多い人には、「ある特徴」があります。それを改善していけば、不満を抱きにくくなることもあるでしょう。
その特徴とは何でしょうか。

 

その不満の原因は、「受け身であること」が多い

 

「あの人がやってくれない」「会社(環境)が変わらない」……不満は大概、“自分以外”のものに向けていることが多いもの。
結局、自分以外の人、ものは、自分の思い通りにコントロールすることは難しいので、時にイライラしてしまうこともあります。
だからこそ、ただただ「あの人」や「会社(環境)」が変わるのを待っていないで、「自分ができる限りの建設的な行動」「イライラしなくなる対策」をとるようにしたほうがいいのです。

たとえば、生活を共にしているパートナーが家事をやってくれない場合、ただ単に家事嫌いなパートナーに「やってほしい」と言ったところで、難しいこともあります。
だったら、「家事代行を頼みたいから、その費用は出してほしい(もしくは、折半で費用を負担してほしい)」とお願いしてみるのも、1つの方法です。
パートナーも、「プロに頼むと、こんなに生活が快適になるのだ」というメリットを感じることができたら、快く費用を出してくれるようになることもあるでしょう。

逆に、どんな提案をしても受け入れてもらえず、我慢ばかり強いるような相手であれば、「一緒に暮らすのにふさわしい相手ではない」と見限るのも、ある意味、“建設的な行動”だと言えるのかもしれません(苦笑)。

「相手が…‥」ではなく、まずは自分が変わる!


もし誰かが思い通りに動いてくれないと幸せになれない場合は、その人に「自分の幸せの依存」をしている可能性もあります。
たとえば、「相手がこういう人にならないと、私は幸せになれない」とか、「相手がこういう行動をしてくれないから、私は不幸なのだ」とか。
その場合は、まずは“相手”ではなく、「“自分” が自立できるようになること」を目指したほうがいいでしょう。

相手を変えようとするよりも、相手の性格をよく理解して、「“そういう人”だ」と思って接したほうが、いい関係になることは多いもの。
そのためには、「相手が理想的な行動をしなくても、幸せな自分になる」ことを目指す必要があるのです。

自立すると、「今までは、自分が相手や環境にしがみついていたから、辛かったのだ」ということにも気づいてきます。
もちろん大切なものであるなら、それらを手放さなくてもいいのです。ただ、自立すると、能動的な思考を持てるようになってくるので、「実は、自分がいくつかの選択肢の中から、それを選んでいるのだ」という意識をもつようになります。
「何かを選ぶ」というのは、そのいいところ、悪いところのどちらも受け入れるということ。つまり、「自分が選んでいる」という意識をもつことで、「悪い部分も引き受ける覚悟」をもてるようになってくるのです。
その結果、今までのように、単に受け身になって不満を抱くことはなくなるでしょう。

「不満を抱きやすい人の思考グセ」というものがあります。そこには「あるもの」が潜んでいるのです。次のページで紹介します。

次ページ▶︎「不満を抱きやすい人の思考グセ」に潜んでいるもの

【漫画】夫に不満をもつ妻が幸せになるのは?
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