ぽっちゃり体型でも、普通のシンプルベーシックなおしゃれを楽しみたいと「太っていてもおしゃれしたい」というインスタグラムを始めて2年半が経ちました。いろんな試行錯誤をしてきましたが、最近は“ぽっちゃり体型のファッションアイコン”がいたらなぁという気持ちに。アイコンを見つけるべく、1万枚以上のスナップ写真をチェックして感じたのは、やっぱり痩せてないとおしゃれは楽しめない? という気持ち半分、それでもポジティブに自分らしく楽しみたい! という気持ち半分。その気持ちの理由と、発掘した素敵な人のスナップを紹介します。

 

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1万枚以上のスナップ写真を調べたのに、ぽっちゃり体型でおしゃれな人はほぼ見つからなかった現実

イラスト:Shutterstock

ぽっちゃり体型のファッションアイコンを探すべく、世界中のスナップ写真が集まる画像検索サービスなどを活用し、計1万枚以上の写真に目を通しました。ですが、普通のシンプルでベーシックなおしゃれをしているぽっちゃり体型の方がほぼ見つからなかったんです。

多くのスナップ写真は、ファッションブランドのコレクションが行われる時期に、その会場の付近で撮影されることが多いと思うので、そもそもファッション関係者やコレクションに呼ばれる著名人は、スリムな方が多いのかもしれません。

また、渡辺直美さんのような、ハイセンスで感度の高いおしゃれをされているプラスサイズの方は見つかりましたが、私は芸能人でもないし、ファッショニスタでもないので、日常生活ができる“普通”の格好をしたい。

なかなか求めるイメージのアイコンが見つからず途方に暮れ、やはり痩せるしか方法はないのかなという気持ちも湧いてきました。

自分で自分を認めてあげていないから、「痩せてないからおしゃれができない」と思ってしまう

海外の有名ファッション雑誌の表紙を飾ったり、ハイブランドのコレクションのランウェイにも登場したり、世界でいちばん活躍していると言っても過言ではないプラスサイズモデルのアシュリー・グラハムさん。写真:REX/アフロ

そんな気持ちの中でも、ようやく見つけたプラスサイズなのにおしゃれで輝いている人には、共有点があることがわかりました。それは「自分に対する自信」。

写真のアシュリー・グラハムさんはプラスサイズモデルとして成功されている方なので、自分を魅せるプロではありますし、私のようにただ太っているのではなく、グラマラスな体型を磨いているという違いはあるのですが……それでも、彼女はどの写真を見ても、ハツラツとした笑顔が美しいんです。自分ならではの魅力を自分で理解しているからこそ、それを生かすコーディネートができているのだとも思いました。

一方の私はといえば、「太っているから」とネガティブに考えていた時期もあったし、太っていてもトレンドの服、人気ブランドの服を身につけたら私でもおしゃれに見えるかもと買い物に走り、クローゼットが服でパンパンになっている時期もありました(海外に引っ越すときに、大荷物では行けないという現実的な問題に直面したことで、断捨離に成功できたのはラッキーでした)。

いつか健康的に痩せたいという気持ちはありながらも、今すぐにはどうにもならないんだから、今はこの体型を受け入れ、見た目だけにこだわりすぎず、自分で自分を認めてあげる。そんな自分になることがいちばん大事なポイント。わかっていたつもりだったのに、ふとしたときに自信のない自分がまた湧き出てきてしまうんです。おしゃれの視点だけでなく、自己肯定感とも繋がってくることなので、完全に自分を認めてあげるって難しいものです。

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