これまでヘアアレンジによる頭頂部のボリュームアップと、サイドのボリュームダウンを叶える方法を見てきましたが、日常のドライヤーのかけ方を変えるだけでも、随分とシルエットが整います。これだけでお悩みが半減する可能性がありますし、アレンジを加える際も、このドライヤーのかけ方でベースを整えておけば、仕上がりが格段によくなります。ぜひ実践してみてください! 今回も、教えてくださるのはukaのスタイリスト、保科真紀さんです。
保科真紀さん
uka 東京ミッドタウン 六本木 ヘアスタイリスト。美容師歴17年。ukaコスメ開発チーム・クリエイティブマネージャー。センスと技術に裏打ちされた美容アドバイスが信頼を集め、顧客は40代女性が多い。Instagarmにアップしているセルフアレンジも大人気。著書『ヘアゴム1本でなんとかする』(KADOKAWA) 。Instagram:@uka_makihoshina。
HOW TO BLOW-DRY
① 頭頂部の髪を左右逆側に引っ張り、根元を立たせる
髪がまだ濡れている状態のうちに頭頂部の左右の髪を逆側に引っ張りながら乾かし、根元の向きを中央に寄せ、髪を立ち上げる。普段が左分け目の方の場合、左側はいつもよりオーバーめに髪をとり、逆側に引っ張って乾かす。
② 髪を後ろに流して分け目を消す
③ サイドの髪は、後ろから前へ引っ張りながら乾かす
④ 後頭部の髪も前へ引っ張りながら乾かす
分け目をつけるタイミングは、頭頂部を乾かしたあとでも、サイドを乾かしたあとでもOK。1回目の記事の方法で、分け目をつけてくださいね。
ヘアサロンでドライヤーをかけてもらうと、なんだかいつもよりいい感じに髪がまとまっていると感じることはありませんか? その理由の一つが「風の向き」です。美容師さんは、お客さんの後ろに立っているので、自然と風の方向が後ろから前になっているのです。
みなさんも髪を乾かすとき、この「後ろから前」を意識して乾かしてみるといいと思います。
全4回にわたりお伝えしてきたヘアアレンジ記事もこれが最後。梅雨時季や汗ばむ季節も可愛いヘアスタイルで前向きに過ごしましょう!
スタイリング/永岡美夏
取材・文/中田絢子
編集/國見 香
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