元は美容部員、今はご自身が運営するサロンでのプライベートレッスンは予約が取りづらいほど大人気のまゆげの先生、Ruiさんに大人の眉メイクを教えてもらいます。
美容部員時代、カウンターにいらしたお客様にメイクの提案をしたときにパパッと眉も直していたというRuiさん。「顔立ちに合わせた眉のデザインや色を提案したら、どのお客様も表情がパッと華やかになって。喜んで帰られるお客様の笑顔を見て、この仕事を始めました」。
「年齢に応じたメイクをしたい」という大人女性が増えているにも関わらず、眉メイクは相変わらず20代のまま。眉だけ時が止まっている女性が実はとても多いそう。
まゆげの先生Ruiさん
美容部員時代にお客様へ眉メイクのアドバイスをしていたところ、「わかりやすい」と口コミで話題になり人気に。2020年に独立、2021年の12月から都内に眉サロンを開業。眉毛の先生として全国でレッスンを行い、今までにない新しい理論とテクニックで眉美人を増加中。パーソナル眉レッスン(90分)16500円〜。 Instagram:rui_makeup348
美しい眉毛って結局は土台が大切
「眉メイク=色で埋める」ではありません!
たくさんの女性の眉悩みに寄り添い、一人ひとりに似合う眉毛を提案しているRuiさん。「美しい眉毛について自分でも追求してみたのですが、結局は土台となる自眉のコンディションを整えることなんですよね。形を整え、メイクをしやすい状態にすることが大事。だから自眉が濃い人・多い人は抜く・切るなどの処理をして、理想的な形に整えること。そうすればすっぴんでも十分に美しい眉毛になるんです。
ただし、『眉=埋める』ではないということ。眉は適度にすき間があるほうが美しいんです。だから、眉毛が薄い・少ない人は盛り盛りにしないように! 適度に足して形を完成させましょう。リキッドライナーで眉を1本1本描いて立体的な仕上がりを目指すのが理想です。ベースとなる現状の眉の量や形の特徴を知り、正しく描く。もちろん、訓練も必要です。でも、コツさえわかればものすごく簡単で、1分もあればパパっと仕上げることができますよ」(Ruiさん)。
眉メイクのお悩み、全てお答えします。
眉毛のあれこれ、10の質問をしてみました!
アイメイクの中でもひと際難しいと言われている眉メイク。眉の仕上がりでその人の印象も大きく左右するとあって、眉メイクのハードルをさらに引き上げてしまっているのかも。「『自分に似合う眉が見つからない』とおっしゃるお客様はとても多いんです」とRuiさん。今回は眉悩みの中でも特に知りたい10個の質問に答えてもらいました。
Q1 :20代と40代の眉メイクの違いは? 「眉メイクのアップデート」は何に気をつけたらいいですか?
10〜20代はトレンドに合わせた眉メイクをしても、顔立ちに悩みが少ないし、勢いで似合ってしまうんです。ですが、いろいろなお悩みが出てくる40代は、勢いやトレンド頼りのメイクをすると「何かが違う」と感じることがありませんか?
違和感のひとつは頭や顔の骨格に合っていないメイクをしているから。肌のハリやフェイスラインが今までと変わっているのに、若かりし頃の眉メイクではバランスが崩れ、野暮ったく見えてしまうのです。私が提案するのは「似合わせ」を意識した眉にすること。自分の骨格に似合わせた形にすることで無理のないタイムレスな美しい眉になります。
Q2 :顔の形にあった似合う眉、似合わない眉とは?
似合わせを意識した眉作りとして、顔の形に合わせた眉のデザインがあります。
例えば、
<丸顔タイプ>
眉が長いとのっぺりと平面的に見えてしまうので、すっきり短めな眉が似合います。眉尻は口角と白目の終わりを繋いだ線の延長くらいまでが理想的。
<面長タイプ>
眉を少し長めに描くとタテの印象が軽減され、顔のバランスがよくなります。また、横から見ても立体感のある仕上りになります。
他には瞳の大きさに合わせて眉の太さを変更するのもおすすめ。瞳が大きくはっきりしている「丸目」の人は太く、一重や奥二重の「切れ長」の人は細くスタイリッシュに仕上げると良いでしょう。また、イメージやファッションに合わせて眉を変えてみてもいいですね。フェミニンにしたい場合は細めアーチ、カジュアルにしたい場合は太めで角度をつけない眉がおすすめです。
Q3 :ストレート眉がはやっていますが、眉山は必要ですか?
眉山は必要です! 無理にくっきり目立たせる必要はありませんが、眉山があることで骨格がきれいに、そして表情が豊かに見えるため、40代の大人の眉は「眉山あり」がおすすめです。
「眉山の正しい位置を教えて」という質問を受けますが、ポイントは2つ。
①黒目の外側から白目の終わりまでの間に山を作る
②眉の筋肉を上げた時に高く見えるところに作る
と良いでしょう。
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