学習指導要領が改定され、小学校・中学校・高校での金融教育がスタートしました。しかも、高校では2022年から必修化されたそう。

「今の子どもたちはどんなことを学ぶの?」
「金融教育なんて全く受けていない昭和世代が知っておくべきことは?」

大人も子どもと一緒に学べる「お金」の知識について、お金の学校グローバルファイナンシャルスクール校長の市川雄一郎さんに伺いました。

「毎月1万円投資で30年後にはいくら?」金融教育が義務化の新投資時代、昭和世代が知っておくべきこと_img0
写真:Shutterstock

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教えてくれた人
グローバルファイナンシャルスクール(GFS)校長
市川雄一郎さん

投資教育家。世界24カ国のFP国際資格CFP®(サーティファイド ファイナンシャル プランナー)および国家資格1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)を取得。一般社団法人資産運用検定協会代表理事、サイバー大学客員教員などのほか、著書・メディア出演も多数。TBSドラマ『トリリオンゲーム』の投資監修も務める。


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子どもたちが学校でお金について学ぶ
さて、あなたはどう教える?


近年、マネーリテラシーや金融教育の重要性が取り沙汰され、子ども向けのお金セミナーもよく見かけるようになり、学校教育の現場でも金融教育がスタートしました。その背景には、成人年齢が18歳からになったことも影響しているようです。

日本の大学進学率は5割強。18歳で社会に出る人も、進学する人も、社会に出る前にお金を知識を持っておきましょうということ」というのは、お金に関する著書も多数執筆しているグローバルファイナンシャルスクール校長の市川雄一郎さん

金融教育が必修化された高校では、一体どんなことを学ぶのでしょうか?

市川さんによると、①まず家計管理とライフプラン、②次にお金の使い方、蓄え方、増やし方、③続いてお金の借り方、④最後に金銭トラブルまで学ぶようです。

「授業で習うのは基礎中の基礎で、最低限、社会に出る前に押さえておいてほしいこと。ただ、学校の先生はもともと金融教育を受けていませんし、手元にお小遣い程度しか持たない高校生でできることは限られています。そうなると、やっぱり先生ではなく親の出番。しかし、日本には昔からお金の話をすることはいやしいという文化があり、小さい時にお金の話をしてきていない家庭が多いでしょう。そうなると、親のお金に対するマインドを変えるところから始めないといけません」(市川さん)

マインドを変えるとは、一体どういうことでしょうか?


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