ミドルエイジが直面する介護やお金の問題について、介護の専門家でFP資格を持つ渋澤和世が、皆さんのお悩みにお答えします。今回相談に来られた加奈子さんは、在宅で介護をしている義母の「あること」について悩まされている様子。話を聞いてみましょう。

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近頃気になる義母のニオイ

私は夫の定年を機に住み慣れたマンションを離れ、義理の両親と夫の実家で同居することになりました。一緒に住み始めて3年ほどしてからでしょうか。83歳になる義母は、糖尿病の悪化や転倒などが重なり、みるみるうちに要介護3になりました。

そうは言っても、寝たきりというわけではありません。杖をつけば1人で歩くこともできますし、認知症の診断もされておらず、今は週に3回デイサービスに通いながら日々楽しそうに暮らしています。

ただ、近頃トイレの失敗が多くなったので、リハビリパンツを使うようになりました。それからです。私がストレスを感じるようになったのは……。

リハビリパンツの中にはパッドも入れて、定期的に義母をトイレに誘って確認していますが、力んだときに少しだけ出てしまうこともあるらしく、便が付着していることが多くなりました。

悲しいことに、私にとって今はこの便の臭いが最大のストレスになってしまったのです。他にも口臭が気になったり、トイレの中も何となく甘い臭いが漂っていますが、夫や義父は何も感じないのか、この話は話題にのぼりません。

非常にデリケートな問題なので、嫁の立場からは言い出しにくく、今はひたすら我慢しています。ですがこのままでは気が滅入ってしまいそうで……。何か解決策はあるのでしょうか。


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