“本当の愛”を抱くために、まずやるべきことは?


基本、人は「自分に対してできること」しか、相手にもできません。
自分を幸せにできない人は、人を幸せにする余裕がないし、自分を肯定できない人は、相手に対してもひねくれた見方をしてしまうことが多い。自己を認められないのに、人を認めるなんて、悔しいことですしね。
だから、まずは、これらのことを自分にできるようになったほうがいいのです。

そして、 “本当の愛”を抱けるようになるために、できるようになったほうがいいことは、「自分を愛すること」です。
自分を愛するとは、「“ありのままの自分”を受け止め、自己の成長と幸せを願うこと」。
そのためにも自己と対話をし、正直な気持ちで向き合い、いいところだけでなく、醜いところも見つめ、受け止めること。そして、心をヒリヒリさせながらでも、“自分が納得できる自己”になるように磨き続けるしかないのです。
また、精神的に自立し、“自分で”自己を幸せにするのです。常に心の声を聞き、自分が心地よいこと、しっくりくることを選び、自己を喜ばせていくことが大切なのです。

愛は、愛されたら増えるものではなく、自分が愛せば愛するほど、自分の内側から増えてくるものなので、自己を愛するほど、人にも愛を与えられるほどの余裕が出てくるものでしょう。

“本当の愛”に近づくほど、幸せが増える


自分を愛せるようになると、「自分の心の器を大きくしていくこと」は、喜びになってきます。より“本物に近い愛”を抱けるようになりたい、と思うようになってくるのです。
そこに損得勘定はありません。それほど成長していくことが、生きる意味につながってくるからです。親が子供の成長に喜びを感じるように、自分自身が自己の成長していく姿をうれしく感じるようになってくるのです。

そうすると、たとえ愛する人に別れを切り出されたのだとしても、憎しみ続けようとは思わなくなります。
一時は“自分の心を壊さないための自己防衛”から、相手に憎しみを抱いたとしても、最終的には、「それで相手が幸せになるなら、いいや」とすら思えるようになってくるのです。
そして、そう思えるようになったとき、自分を誇りに感じ、さらに愛せるようになってくることでしょう。

愛しい相手を恨んでいる状態でい続けるのは、相手のことも自分のことも、本当の意味で愛せていない証拠。そのままでは幸せになれません。
本当の幸せを得られるかどうかは、いつだって「自分の内側次第」。自己が成長すればするほど、「幸せに変える力」を持てるようになり、どんな逆境でも乗り越えていきやすくなってきます。

愛が憎しみに変わり、苦しいときこそ、自己を変えるチャンス。そんなときほど“本当の愛と幸せを手に入れるための一歩”を踏み出したいものですね。

【漫画】「別れを切り出した恋人」を憎む女性が気づくべきこと
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“本当の愛”は憎しみに変わらない。愛する人を憎んだとき、気づいたほうがいいこと_img1
 

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