閉経前に骨密度を測ると、未来に向けた対策ができる
更年期は、まだまだ続く人生のために転倒防止や骨粗しょう症のリスクを意識するべき年代といえます。そのためにまず何をするべきかを矢吹先生に聞きました。
「まずは自分の骨密度を知ることです。骨密度がどんなに低くても、骨折しない限り自覚症状はありません。なので、骨密度が低い状態で生活するというのは常に爆弾を抱えているのと同じことです。
閉経前の方でしたら、40歳くらいを目処に一度骨密度検査をすることをおすすめします。特に症状がなければ自費診療になりますが、5000円もかからずに調べることができます。
骨密度は20歳をピークに閉経前まで維持されます。閉経前のご自分の骨密度を知っておけば、骨粗しょう症のリスクがどれくらいあるのか、ある程度想定し対策を立てることができます。骨密度は簡単に増やすことはできませんが、運動や食事で減少を食い止めることは可能ですし、骨粗しょう症リスクが高い方についてはお薬の処方もできます」
特に以下のチェックリストに当てはまる方は、40代以前であっても早めに骨密度を測ったほうがいいそうです。
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