幸福度が高い「北欧」の暮らしを日本でも実践する


「北欧」と聞くとノルウェー、スウェーデン、フィンランド、デンマークといった国々を連想するひとは多いと思いますが、どのようなイメージがまず思い浮かびますか?

日本でも人気の「インテリア」でしょうか? もしくは若者を中心に流行中の「サウナ」? あとは、国民の「幸福度」が非常に高いことも有名ですよね。

北欧諸国の幸福度が高い理由として、手厚い社会保障やワークライフバランスの高さといった社会的要素がよく挙げられるため、「日本ではそんな生き方はムリ」とあきらめているひとも多いでしょう。しかし、彼らの生活の細部を見ていくと、日本でも十分実践できそうな生活の知恵や工夫がいろいろあるようです。

 

では、日本で北欧のライフスタイルをうまく取り入れ、快適に生活するにはどうすればいいか? そのヒントをくれるのが『北欧の日常、自分の暮らし - 居心地のいい場所は自分でつくる -』という書籍です。著者の桒原さやかさんは、現在、長野県松本市でスウェーデン人の夫と2人の子どもといっしょに築43年の和風家屋で暮らしており、随所に「北欧」の要素を導入。その心地よい暮らしぶりを本書で紹介しています。

同時にペルニッレさん、スティナさん、リーネさんという北欧在住の3人の女性の暮らしぶりも紹介していますので、北欧の人々のリアルな日常生活や考え方も知ることができます。

今回は、そんな本書から「毎日の食卓」と「モノに対する価値観」について言及した部分をご紹介したいと思います!

 

著者プロフィール
桒原さやか(くわばら さやか)さん
(左から2人目)
ライター・エッセイスト。「イケア」勤務を経て、ウェブメディア&ショップ「北欧、暮らしの道具店」の初期スタッフとして6年働く。スウェーデン人の夫である、オリバー・ルンドクイストといっしょにノルウェー・トロムソに移住。1年半の滞在後、帰国し、現在は長野県松本市に在住。著書に『北欧で見つけた気持ちが軽くなる暮らし』(ワニブックス)、夫との共著書に『家族が笑顔になる北欧流の暮らし方』(オレンジページ)がある。「北欧、暮らしの道具店」で連載『暮らしのみずうみー松本便り』を執筆中。
Instagram:@kuwabarasayaka

 

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築43年の和風家屋に「北欧」が溶け込んだ、桒原さんのご自宅の一部
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