スタイリスト水野利香さんのALL私服コーディネート、第6回のテーマは「アウター」。コート選びでは重量をチェックするほど“軽さ”にこだわっているという水野さん。軽さと暖かさを兼ね備えた、おすすめアウターの着こなしを2つ披露していただきました。


RIKA‘Sコメント 

アウターは毎年買うわけではなく、かなり吟味して欲しいものがあるときだけ買っています。デザインももちろん大事ですが、必ずチェックするのは重さ! 私すごい肩凝り持ちなので、重いアウターだと疲れちゃうんです(笑)。ネットで調べるときも1200グラム以下を基準に検討します。ダウンコートはもちろん軽くていいですが、きれいめなウールコートも最近は軽くて暖かいものが増えています。丈は腰が隠れるくらいのショート~ミドル丈が脱いだときにもかさばらなくて個人的にはおすすめです。


おすすめ①
ウールだけど軽い、
ネイビーのミドル丈コート

「コートは毎年買わない」「重さは1200グラム以下が絶対!」スタイリストがこの冬愛用するお気に入りアウターとは?_img0
 
「コートは毎年買わない」「重さは1200グラム以下が絶対!」スタイリストがこの冬愛用するお気に入りアウターとは?_img1
今年新調したばかりのネイビーのコートに、同色のラメニットをイン。質感の異なるネイビーの組み合わせも素敵です。コート、スカート/ブラミンク 中に着たニット/ヌキテパ バッグ/ヴァジック ブーツ/ネブローニ


RIKA‘Sコメント 

コクーンシルエットのコートは、シルエットが気に入って今年購入しました。重さは1040グラムで、見た目よりもかなり軽いです。昨年まではローブコートのような着流すデザインが好きだったのですが、今年はボタンを留めて、少しかちっとしたものを着たい気分で。これはピーコートのようなクラシカルな雰囲気があって、しっかり形が決まるデザイン。でもオーバーサイズなので中に厚手のトップスを着るときにもちょうどいいんです。プリーツスカートとラメニットを合わせてトラッドだけど女性らしくコーディネートしてみました。

 


おすすめ②
秋は“アウター風”の
厚手のカーディガンが活躍!

「コートは毎年買わない」「重さは1200グラム以下が絶対!」スタイリストがこの冬愛用するお気に入りアウターとは?_img2
 
「コートは毎年買わない」「重さは1200グラム以下が絶対!」スタイリストがこの冬愛用するお気に入りアウターとは?_img3
地厚なウール素材のリブニットカーディガン。共地のベルトでウエストマークすれば、よりジャケット風に着こなしに。カーディガン/オーラリー 中に着たタートルネック/ソージュ パンツ/スティーブン アラン スニーカー/アディダス バッグ/バゲットバゲージ


RIKA‘Sコメント 

11月末くらいまでは比較的暖かいので、ざっくりニットをアウター代わりに着るのも好きです。腰まで隠れる丈なのでちゃんと暖かさもあります。仕事柄移動も多いし、プライベートでは自転車にもよく乗るので、本格的なアウターよりも動きやすくて便利なんです。暖冬傾向と言われている今年は、“アウター風”に着られるこんなカーディガンがさらに活躍しそうです。


こちらもおすすめ!

「コートは毎年買わない」「重さは1200グラム以下が絶対!」スタイリストがこの冬愛用するお気に入りアウターとは?_img4
ニットジャケット/ギャルリー・ヴィー


RIKA‘Sコメント 

白やアイボリー系など明るい色のニットは春先にも違和感なく着られるので、何枚か持っています。数年前に購入したニットジャケットは、地厚ですがふわっとした生地感で、とても軽くて気に入っています。季節の変わり目はTシャツの上にさっと羽織ったり、電車移動で暑くなったときなど脱いで持っておくときにも、軽いのでストレスになりません。


次回のテーマは、コーディネートのポイントになる「ベルト」について。ベルト使いのコツやお気に入りのベルトをたくさんご紹介しますのでお楽しみに!


撮影/木村敦(Ajoite)
着用・スタイリング/水野利香
ヘアメイク/YUMBOU(ilumini)
取材・文/出原杏子
 

「コートは毎年買わない」「重さは1200グラム以下が絶対!」スタイリストがこの冬愛用するお気に入りアウターとは?_img5
 

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