毎日のタスクをこなすだけで精一杯。仕事に慣れたら慣れたで、右から左への流れ作業になりがち……。長年働き続けていると、多少なりとも仕事に「倦怠期」を感じる瞬間はあるものです。そんなとき、膨大なエネルギーを消費するであろう仕事の気配がすると、反射的に「こっちくるな」と心の片隅で念じてしまう(そして、そういうのに限って自分に降ってくる)。

そんな仕事への後ろ向きな気持ちを「あっちいけー!」と元気に吹き飛ばしてくれる本が、ここにあります! 日本を代表するファッションデザイナーで、現在80歳の鳥居ユキさんの著書『80歳、ハッピーに生きる80の言葉』には、19歳でデビューして以来、コレクションを発表し続けてきた鳥居ユキさんの仕事観も綴られています。

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「パリで最も美しいパッサージュとされるギャルリー・ヴィヴィエンヌにて」(『80歳、ハッピーに生きる80の言葉』より)

その内容がもう、しおれていた「やる気」に養分が染み渡っていくような、楽しさと情熱が滲み出ている言葉ばかりで……!

 

新しいことは大好き! ワクワクするし、世界が広がる


例えば、コロナ禍には対面や店舗での接客が困難な状況に陥りましたが、鳥居さんは早速オンライン接客を導入! その感想について、次のように語っています。

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オンラインでお客さまとつながる鳥居さん。「お客さまに似合いそうな新作をご提案します。着心地の良さもしっかりとお伝えしています」(本書P167より)

「新しいことに挑戦するのは大好きです。デジタルツールも面倒だなんて思わないし、むしろワクワクしちゃいます。インスタグラムでは、私自身のコーディネート、好きな花やインテリア、日々の暮らしで美しいと感じたもの、興味を持ったものなどを発信しています。ハッピーな姿をお客さまに直接お届けできるなんて、本当に便利な世の中ですね。

コロナ禍で始めたオンライン接客も楽しい。遠方にお住いでお会いしたことのない長年のお客さまとオンラインでつながり、思いを伝えたり、コーディネートをレクチャーしたり。距離を超えて時間を共有できるなんて、すごくうれしいことね! 心を柔らかくしておくと世界が広がります」
——『80歳、ハッピーに生きる80の言葉』より

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鳥居ユキさんのヘアアレンジ&アクセサリー使いもとってもおしゃれ!
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1枚目:鳥居さんのグレーヘアのまとめ髪。「トップはふんわり、サイドはゆるくねじるアレンジは自分で。装いに合わせてシュシュや服の端切れで楽しんでいます」/2枚目:雰囲気たっぷりのおしゃれな手元。「アクセサリーはその日の気分で毎日替えます。新しいものと古いものをミックスさせて」(『80歳、ハッピーに生きる80の言葉』より/撮影:宮濱祐美子)