1999年に33歳という若さで飛行機事故で亡くなったキャロリン・ベセット・ケネディは、今もなおアメリカ人に愛される、永遠のおしゃれアイコン。アメリカで最もセレブなファミリーであるケネディ家の御曹司、ジョン・F・ケネディ Jr.と結婚し、その洗練されたファッションセンスでアメリカ中を魅了しました。
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そんなキャロリンの着こなしを分析した本『CBK: Caroline Bessette Kennedy: A Life in Fashion』を出版した著者のスニータ・クマー・ネアーが、キャロリンのおしゃれ哲学について米「People」誌でコメントしています。
「彼女のスタイルは時代を超越しています」と、スニータ。
「彼女が90年代に着ていたものは、決して時代遅れにはならないようなものでした。私たちは彼女が身につけていたワードローブに今もなお惹きつけられるのです」
そんなキャロリンの着こなしの特徴のひとつに、「ブランドロゴが入った服は身につけない」というものがあります。もしアイテムにブランドロゴが入っていたら、彼女はそれを取り外していたとか。それはキャロリンの自信の表れだったと、スニータは分析。
「彼女にとって、自分が誰であるかを定義するためにわかりやすいラベルを服につける必要はなく、服は単に自分のスタイルを支えるための松葉杖に過ぎなかったのです。彼女のアプローチには一定の決まりがあり、ロゴを身につけないこともそのひとつでした」
スニータによれば、キャロリンのスタイルを最もわかりやすく示しているのが、1996年の結婚式で彼女が纏った、ナルシソ・ロドリゲスのシンプルなウェディングドレス。
ノースリーブで飾り気のない、けれどシルエットの完璧な白いドレスは、キャロリンのエレガントな美しさがあってこそ堂々と着こなせるデザインと言えます。ちなみにナルシソ・ロドリゲスは、キャロリンがプレスとして働いていたカルバン・クラインでデザイナーをしており、当時はまだ無名の存在でした。
「あれは、キャロリンが心地よいと感じるものを着ていたことを示す、最良の例のひとつです。彼女は常にスリップドレスを着ていましたが、ウエディングドレスにもスリップドレスを選んだのです」。
キャロリンは、洋服をどう着こなせば自分が最も魅力的に見えるかを、常に理解していたように見えます。そのノーブルな顔立ちには、彼女が好んで着た上質な白シャツとブラックパンツや、ベーシックなタートルネックニットと膝丈のタイトスカートなどがよく似合いました。
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以前ご紹介した「クワイエット・ラグジュアリー」の、まさにバイブルのようなキャロリンのコーディネート。それはたしかに今見ても素敵で色褪せない、スタイルアイコンと呼ぶに相応しいもの。我々にも、格好のお手本になってくれそうです。
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