まずは、リング選びから
サイズと仕上げは、好み通りに

 

ワークショップの先生は、humの職人・小野 誠さん。高度な技術だからこそかなう細部へのこだわりなどについて、ワークショップの前にお話を伺いました。

 

今回参加させていただいたのは、2人で参加できる「シルバー×ダイヤモンド ペアリングワークショップ」。ペアリングということだったので、今回はミモレ編集部の朏さんと一緒に伺いました。お友達同士もよし、パートナーと参加するもよし。寒い冬はものづくりにも集中できそうだし、ペアリングを作るデートというのも新鮮で素敵ですよねー! もちろん、友達同士で挑戦するのもとっても楽しいに違いありません。

 

まず3種類のリング幅(7.5mm、5.5mm、3.5mm)と仕上げ(やすり、マット、鏡面)を決め、いよいよワークショップがスタート。まずは、サイズ直しから行います。

 

ケースの中の原型を見ながらどの指のリングにするかあれこれ悩んでいたところ、朏さんは「ピンキーリングにします」と即決!「えー、それは新鮮!」と私も便乗させてもらうことにしました。

リング幅に合わせて使用するリングが用意されているのですが、それをもとにリングを叩いてサイズを伸ばしたり、あるいは、サイズマイナスはリングを切ってサイズを合わせていきます。

 
 
 
 

リングを一部切り落として整形し、そこに火で熱を加えながらロウ材という素材を溶かして接合させます。これは理科の実験さながら! この工程は小野先生が行ってくれます。目の前で繰り広げられる手際の良い先生の作業の様子も見応えたっぷりでした。

コツンコツン、コンコンコンと、さらに叩いてサイズを伸ばしていくのですが、シルバーなのに、思いのほか簡単にリングが伸びていくのに少し驚きました。

 

ここまでできたところで、いよいよ最初の磨きの作業へ。ずっと気になっていた研磨の機械で行います。

 
 

機械で磨いていくのはとっても楽しい! 気分は歯医者さんです(笑)。「松井さん、手の動きのセンスがいいですよ。上手ー!」と先生からお褒めの言葉をもらって、すっかりごきげんに。手を固定させて行うのですが、普段使わないところに力が入るのも新鮮な感じです。

 

老眼鏡だと作業しづらいと、作業用の拡大鏡までお借りしてやる気満々な私。お教室にちゃんと用意してあるのも大人フレンドリーでいい(笑)。磨きの作業は、すーっと集中できて、さらに磨くほどにツヤめいてきて。それも気持ちよかったです。