メイクした顔が「私の顔」。リアル大人はこれで勝負

写真:Shutterstock

まず一番に感じたのが、 “21世紀美容(最新テクノロジーを使った美顔器など)”。他にも、メイクアイテム、スキンケアのすごい進化と充実。知るうちに「変われるかも」じゃなく「変われる」と信じられるようになったのです。そして信じて続けたお手入れのおかげで今、年齢的にみても、肌の状態、いいです。そして鼻先がちょっとだけどツンとなりました。ただ、それでも、誰しも、顔から、色とツヤがなくなり型崩れしてきます。

そこで、私が長年提唱している「メイクの白・黒・赤」です。

 

大人女性の顔から失せちゃった「白」=肌の明るさ、「黒」=眉毛とまつ毛、「赤」=頬と唇の血色、って3つの色をメイクで足すだけで、とりあえず元気で明るい顔になれる。例えば、「メイクの白・黒・赤」を下着と考えてみて。胸元をスッキリさせるブラであり、下がってきたお尻をアップするガードル、冷えをカバーする肌着、なのですよ。  

つまり、ネガティブな顔立ちの変化を、ポジティブな顔つきへ、と変えていけるのが大人のメイクなのです。

リアル大人は、スッピンで勝負しなくていいんです。メイクを味方にした、自分なりの元気で明るい顔が「私の顔」。今の自分の顔を好きになりましょう。

 

『60歳ひとりぐらし 毎日楽しい理由』
著者:山本浩未 小学館 1650円(税込)

ひとりぐらし歴40年のヘア&メイクアップアーティスト・山本浩未さんが、日々の生活の中で見つけた、自分で自分を「心地よく」するためのヒントを紹介します。心のあり方に加え、ヘアスタイル、メイク、スキンケアなど美容面にもしっかり言及しており、いずれも緩やかに加齢を受け入れ、緩やかに若々しさを保つという肩ひじ張らないスタンスで統一されているのが魅力です。


構成/さくま健太