「仲直り」よりも「業務環境の改善」を目指す
「好き嫌い」と「仕事」は混ぜるな危険。この考え方からすれば、ヨシミさんが目指すべきは「仲直り」ではなく「業務環境の改善」かもしれません。
先輩二人の対立によって困っていることを、改めて整理してみましょう。
① 悪口の言い合いを聞かされる心理的ストレス
② 部署の雰囲気が悪くなること
③ 二人の発言が、ただの「お気持ち表明」なのか「指示」なのか分からないこと
どれも、本人たちにうまく伝えられるようなら伝えるのが一番です。
二人から声をかけられたときに、「もうそういうの言わないでくださいよ~。私にとっては二人共先輩ですし、本当に困るんです」と伝えるとか。特に③に関しては具体的な被害があるわけですから、はっきり分かってもらいたいですよね。「ただ雑談としてお話を聞いていればよいのか、本当に行動すべきなのか分からなくて戸惑ってしまうんです」とびしっと伝えたいところです。
そしてそれを、ヨシミさんの後輩たちとも口裏合わせしておくのはどうでしょうか。「私は二人に『もうやめて』って言うね。みんなで一緒にNoと言おう!」と一致団結できれば、二人もさすがに自分たちの行為が職場の迷惑になっているのに気づくのではないかと。
難しければ、さらに上の上司に状況を伝えて、上司から二人に指導してもらうのも有用ではないかと思います。職場環境の問題を解決するのは、管理職の仕事ですしね。
改めて唱えましょう。「好き嫌い」と「仕事」は混ぜるな危険。この標語を導入することで、ヨシミさんのストレスが減り、働きやすくなりますように。
【漫画で解説】「あの人は自分勝手」「あの人は頭が固い」悪口を言い合う上司の板挟みに…ストレスが限界の34歳会社員が打つ手は?
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作画/Sumi
構成/山本理沙
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