「200万円かけて英語を学んだのに…」私を“無料翻訳機”扱いする同僚にムカっ。元外資系バイリンガル会社員の憂鬱

日々の“仕事ログ”をつけてみる

上司に相談する前に、「現状の整理」をしてみましょう。ここでポイントになるのは「定量的」な整理をしておくことです。

「“みんな”が“たくさん”雑用を振ってきて“困って”います。私自身の仕事をする時間が“無い”んです！」

「“”」で囲った部分はすべて定性的な情報です。ユカリさんは本当に困って相談しているのに、具体的にどれほど困っているのかが伝わらず、感情的な問題だと軽く受け止められる恐れがあると思います。職場で相談するとき、提案を持ち掛けるときには、悩みやモヤモヤはなるべく数値化することをおすすめします。

ユカリさんにおすすめなのは、日々の仕事ログをつけてみること。

始業してから終業するまで、何にどれくらい時間を使ったかをエクセルなどに記録しておくんです。朝９時に始業して、20分間メールチェック、その後Aさんに声をかけられて英文メールの相談に乗っている内に10時半になりチーム会議が始まってしまい、会議後に議事録を作ったり会議中に依頼された資料をまとめていたらもう昼休憩の時間……。あれあれ、この日は午前中に自分の担当案件を進める時間はゼロだったぞ、というように、ログをつけると見えてくることがあります。

仕事ログを例えば１週間分つけてみて、「同僚の英語サポートに使っている時間は私の労働時間の３割を占めています」と上司に説明する方が、説得力が増しそうですよね。

その上で、英語サポート業務をちゃんと評価してもらうようにお願いするのか、英語については各自が努力するように同僚たちに指示してもらうのか、あるいはユカリさんの仰る通りA Iで解決できるのか……納得いくまで話し合いをすればいいのではないでしょうか。

同僚たちとの関係が、前向きに変化していきますように。

【漫画で解説】「私の努力に“タダ乗り”しないで！」英語学習に200万円つかった会社員の叫び…無料の通訳扱いしてくる同僚たちへのモヤモヤ
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