ニューヨーク生活もまもなく1年半になるのに、最近、今さらながらのカルチャーショックを感じています。それは約束に対する感覚。東京で生まれ育ち、典型的な日本人である私にとってはとても不思議なのですが、こちらの約束はあくまで約束ではないようなのです。ドタキャンや、約束の時間に遅れることは日常茶飯事。平気で1,2時間遅れてくることもしばしばです。かといって、そこに悪意があるわけではなく、ときには本当に約束を忘れているということも。笑っちゃうくらい面食らいます。「嘘ついたら針千本飲ます〜♪」という指切りげんまんの歌にあるように、約束を守ることの大切さを小さな頃から叩き込まれている私たち日本人にとっては、約束は必ず守るものであって、万が一守れなかったら罪悪感を感じるくらいですよね。

待ち合わせ場所としてよく使われるユニオンスクエア

先日アメリ人の友人にそれとなく疑問をぶつけてみたところ、「例えば、友達との集まりに行くって約束したときは、みんな本当に参加するつもりなんだろうけど、後から気が変わることってよくあるでしょ。結果的に行くか行かないかは本人の自由で、それを他人がとやかく言う必要はないと思う」とのこと。なるほど。確かにドタキャンした人がいても誰も咎めていないかも。個人の意思を尊重することが最も重要で、「約束」の持つ意味が日本とはまったく違うんだなーと実感しました。

つい先日、うちでホームパーティをしたときにも同じようなことが。当日は生憎の大雨だったのですが、ホムパの準備をしていたときに、「この大雨だからきっと誰も来ないよ」とルームメイトがふと呟いたのです。「約束をしたのに雨だから来ないってあり得ない。みんな絶対くるよ」と反論したのですが、「ここはニューヨークだよ」と一笑されました。結果は、日本人の友人は全員来てくれたものの‥という感じで引き分け。ルームメイトいわく「ここでの約束は100%でなく50%で考えた方がいいよ」とのこと。うーん。こればかりはなかなか慣れません(苦笑)。