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モノトーン・コーデを上級に見せる、パリ女性のテクニック

 

3月に入り、春の空気を感じるこの頃、おしゃれをしたい気分もますます高まってきました。流行カラーのチェックもしたいところだけれど、まずは手持ちのモノトーンアイテムでいつもとちょっと違う表情になってみませんか?

パリの女性たちはモノトーン使いがとにかく上手。街にはさまざまなモノトーンファッションに身を包んだ女性たちが溢れています。彼女たちにはトレンドより自分に似合うルールやおしゃれ哲学を大切にする姿勢が垣間見えるのです。

フランスに留学した経験もあり、『THE FRENCH STYLE BOOK カジュアルで女性らしいパリジェンヌな着こなし』という著書があるくらいパリのおしゃれスタイルに詳しいスタイリストの福田麻琴さんに、パリジェンヌとパリマダム流のモノトーンファッションの作り方を聞きました。

パリジェンヌとパリマダム、この2パターンの着こなしをマスターすれば、新たなモノトーンスタイルが完成するはず!

「パリの女性は若くいなきゃって思っていないんです。
シワがあったっていいじゃない、と。
それは男性がいくつになっても女性として扱ってくれるからかもしれません。
だからわかりやすい女っぽさに媚びる必要もない。
モノトーンスタイルもそう。
香る程度の女っぽさをマニッシュさにプラスして」
ー福田麻琴


 from Pinterest 
パリジェンヌ&パリマダムのモノトーンスタイル代表例をご紹介します

 パリジェンヌ 

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・かっこ良さを追求したミニマムなジャケットスタイル×パンツが好き
・すべてメンズライクなアイテムでも足首を見せれば女らしさが漂うことを知っている
・アクセに頼るより真っ赤なリップやネイルが好き
・ヌーディな足もとと綺麗なデコルテがあればシンプルでマニッシュなJK×黒デニムでも夜シーンにしっくりくるよう装える

 パリマダム 

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・トップスとボトムスのボリュームバランスからスタイルが良く見える
・ウエスト位置高めのスカートにトップスをインするので、ウエストがすっきり見え、お腹まわりも気にならない
・華奢なヒールに女らしさを託せる
・上半身は露出なしの潔さがかえって女性らしい


福田麻琴さん流パリジェンヌ風、パリマダム風「モノトーン」スタイルは?


真似できるコーディネートが多くあるパリジェンヌやパリマダムたち。そのまま取り入れても「何かが違う…」という結果になりかねません。彼女たちを参考に私たちでも着こなせるコーディネート方法とポイントを解説してもらいました。


 パリジェンヌ 
ジャケット×黒デニムで全身「ブラック」!

ジャケット/イヴ サンローラン、Tシャツ/エイトン、デニム/ザ シンゾーン、バッグ/アー・ペー・セー、シューズ/コンバース

私が「男」セットと呼んでいるジャケット、デニム、スニーカーといったマニッシュなアイテムで揃えるのがパリジェンヌ流。足首を見せるのがパリジェンヌ流の女っぽさ。マニッシュだからこそこの女っぽさが映えるのです。

 

ネイルは真っ赤。自分の肌によく似合う赤をパリの女性はよく知っています。私も赤にはこだわるようになりました。黒によく映えるアクセントになります。

 

ハイカットのコンバースに裾が切りっぱなしのジーンズを合わせて、ちらっと足首が見えるような計算を。抜け感でもあり女らしさでもあります。


メンズライクに使えるアイテムこそモノトーンで生きます

ハット<メンズ>¥4200/キジマタカユキ、シャツ¥22000/ティッカ、時計¥450000/カルティエ(ヒロブ)、メガネ¥38000/アイヴァン7285(アイヴァン7285 トウキョウ)、ブーツ¥43000/アニエスベー

シャツや時計や眼鏡といったユニセックスのアイテム選びこそ媚びない女性の哲学が隠されているのです。


 パリマダム 
品よく可愛らしく、優し気に

ニット/エストネーション、スカート/ヴェルメイユ パー イエナ、バッグ/シャネル、シューズ/ネブローニ

品よく可愛らしくまとめていても露出があるセクシーさとは一線を画すスタイルがパリマダムのモノトーンスタイル。スカートを主役に、タイトなニットでコンパクトにまとめました。全身ブラックはスタイリッシュさが際立ちますが、グレーニットを選ぶと穏やかな表情になります。デコルテは見せないのがこのスタイルのカギ。

 

顔まわりにはパールを添えて表情を優しく上品に見せます。パールはコスチュームジュエリーも含めてマダムたちに好まれています。

 

足もとは華奢なサンダル。白いソックスの華やかさと相まって可愛げのある女性の表情になります。

品格と優しさのある黒アイテム選び

ベレー帽¥19000/アンソニーペト(デミルクスビームス新宿)、ブラウス¥15000/マイカアンドディール(マイカアンドディール恵⽐寿本店)、ネックレス¥25000/プティローブノアー、バッグ¥25500/エルベシャプリエ(エルベシャプリエ代官⼭店)、シューズ¥29000/ポルセリ(マドリガル 南堀江店)

透け感のあるブラウスや丸みのあるバレエシューズといったソフトな印象のアイテムを使うのがパリマダムの遊び心。

PROFILE 福田麻琴さん

女性誌を中心に広告、CM、カタログ、タレントのスタイリストとして活動中の2009年にフランスへ留学。1児の母。身長161㎝。Instagram:@makoto087

撮影/目黒智子
モデル・スタイリング/福田麻琴
ヘア&メイク/TOMIE(nude.)
文・構成/金沢由紀子、川良咲子(編集部)

・第1回「パリジェンヌ&パリマダムに学ぶ「黒」の着こなし」はこちら>>
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・第4回「春はパリジェンヌ&パリマダムの「ボーダー」スタイルをマスター!」はこちら>>