見る人を幸せにする笑顔、自然体のファッションやライフスタイルが人気のモデル・浜島直子さん。愛称、はまじ。40代になり自分なりのスタイルができあがってきた今だからこそ、“少しだけ”新しいことに挑戦します。

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マコチン、みゆきちゃんとともにサンドウィッチをがぶり! 私が持っているバッグ、3人でおそろい買いました♡
 

いよいよ出発です。日本からは夫と息子、ヘアメイクの吉岡美幸さんが一緒です。すでに目的地のベルリンにはスタイリストの福田麻琴さん&息子くん、イラストレーターの平澤まりこさん、フラワースタイリストの平井かずみさんが待っています。
ホテルはキッチン・トイレ・バスルーム、洗濯機付きの3ベッドルーム、広さは110平米のタイプにしました。なんと、みゆきちゃんとマコチン親子と共同生活(マコチン親子は一足先に帰ったので後半はまりこはんが滞在)!  それぞれでホテルを取るよりもずっと一緒にいられるし、暮らすように滞在したいからここにしようよと、夫も含め満場一致で決まりました。

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滞在した部屋はこんな感じ。みゆきちゃんと息子は以前にも増して仲良しに!


付箋だらけのガイドブックはあれど、予定変更は軽やかに


到着したのは夜だったので、次の日にまず向かったのはベルリンの壁。その後はガイドブックに載っていたソーセージの名店に行く予定でいましたが息子が「ねむ〜い!」とぐずぐず。朝の4時に起きて成田に向かったのだから無理もないですよね。急きょ変更して目の前のベトナム料理屋さんへ入ることに。ガイドブックは行きたい場所で付箋だらけになるほど読み込んでいましたが、滞在中は割とあっさり予定を変更しながら過ごしました。今日は疲れたからレストランは今度にして、ホテルの近くにあるスーパーでデリとワインを買って帰ろうとか、隣町のお店に行きたいと話には出ても、そのタイミングを無理して作ろうとはしませんでした。


それから次の日に動物園へ行く予定を立てていた時のこと。「明日は少し早めに起きよう」と話すものの、誰も「何時に起床ね!」なんてことは言いません。
それぞれがいつもより少しだけ早く起きて朝ごはんを済ませ、みんなのしたくが整ったら出発。
行きたかったお店に行けなくてもいいし、具体的な集合時間もはっきりとは決めない毎日。この緩やかな毎日を心地よく感じるメンバーだったことは、子連れ旅行の私にはありがたいことでした。

博物館の大迫力、私と息子それぞれの反応

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博物館での一枚。ホルマリン漬けの写真は撮りましたが、ここでは控えますね・・・。

ベルリンには観光スポットにもなっている博物館がいくつかあり、私たちも滞在中に足を運びました。新博物館ではエジプトの展示室があり、入った瞬間に懐かしい記憶が蘇ります。エジプトは「世界・ふしぎ発見!」でロケに行った場所。私の知る限りの知識をミステリーハンター気分でみんなに披露しました。


それから巨大なブラキオザウルスの化石が展示されていることで有名なフンボルト博物館へ。私はこの草食恐竜が大好きなので嬉しかったんだけど、息子はあまりの迫力に怖がっていました。かわいそうなので、次の展示室に急いで移動したら、次はいろいろな動物がホルマリン漬けになって展示されていました! 蛇がネズミを丸呑みしている瞬間のものまであって、みゆきちゃんと私は大興奮だったのですが、はっと手を繋いでいた息子を見たら……。涙目で「怖いから外に出たいよ」って。一足先に夫と外の広場へ緊急避難。夫が「もう少し見ておいで」と言ってくれたので私とみゆきちゃんは少しだけゆっくり回ることに(息子にはホルマリン漬けの展示に興奮しながらたくさん写真を撮ったことは内緒!)。


家族サービスでお疲れさまの夫、超能力者に!?


息子は日本にいる以上に「おんぶ、抱っこ」というリクエストが増えていました。旅先ではたくさん歩いていること多いですもんね。そのたびに夫がおんぶをしてくれました。
広大な敷地のベルリン動物園では、息子とマコチンの息子くん二人をカートに乗せ、汗をかきながらも引っ張ってくれたりもしました。その夜のイタリアンレストランでのこと。食事が済んだ子どもたちはソファでうとうと。私とマコチン、まりこはんとみゆきちゃんはおしゃべりに夢中でした。そしたら隣で「なお、なお」って夫が私を呼ぶんです。「どした、かずちゃん」と夫に言うと、「なんだか食べにくいんだよ……」って。よくみたら夫のフォークはぐにゃりと曲がっていたんです!


私「かずちゃん、フォーク! 曲がってるよ!!どうして?」
夫「わかんない、なんか曲がってきちゃったんだ」

彼の顔を見ると目の下真っ黒! 夫は困った顔で、ただただ「食べにくい」って。なんでそんな事が起きたのか、真相は全くわかりませんが、みんなその状況にびっくりして、かずちゃんに大注目!疲れちゃっていたのかな笑 新しいのと交換してあげたら、「あーよかった」って一言。みんなで大爆笑!


旅は家族と女友達一緒がいい

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滞在先での食事風景。大家族みたいで楽しかった!

旅の間はお腹がよじれるくらい笑っていました。歩きすぎて足がパンパンで、夜中に足がつったことさえネタにして笑っていたときに、これがもし家族だけだったら、「すごい疲れたんだけど」って不機嫌で夫に訴えていたかもって。レストランでの夫の出来事も二人だったら「笑うことないだろう」って言われていたかもしれません。同じことなのに面白くもなれば、喧嘩の原因にもなってしまうんですね。物事の捉え方や考え方ってすごく大事。

何より夫は滞在中、家族&友達サービスを頑張ってくれました。みんなが「かずちゃんは旅を楽しんでいる?」って心配してくれたほど。でも日本に帰った夫が「楽しかったね、ベルリン。もう一回行ってもいいよね」って。この一言が聞けて私も嬉しかった!

それから息子の機嫌もすごくよかった。買い物中に「飽きた!」と言えば誰かが近くの公園に連れて行ってくれたし、みゆきちゃんは毎晩トランプ遊びに付き合ってくれました。マコチンの6歳の息子くんもいてくれたので、とても楽しんでいました。大勢での旅行は息子にとってもよいことだらけでした。

取材・文/笹本絵里
構成/幸山梨奈

 

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