小さな楽しみを見つけて生活されているというのは、非常に良いことだと思います。これからも楽しみを見つけることを最優先して、とにかくニコニコと過ごされてください。そうすると、夫や義母が変わってきますから。変わる前は一瞬、攻撃がさらに強くなるかもしれません。でも本音は、夫も義母もけーちゃんさんの生き方がうらやましいのです。けーちゃんさんのように生きたいと思っているのです。だんだん悔しくなって、「俺も」「私も」となってくるでしょう。
そうやって人にポジティブな影響を与えることを、リーダーシップというのです。無意識に良い影響を与えるので、自然と周囲が変わっていくのですね。つまり、とても貴重な素晴らしい性格です。そんなけーちゃんさんですから、おそらく友達もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。家にいるのが辛かったら、その友達と遊びに出かけてください。もし「お前は遊び歩いていいよな」などと嫌味を言われても、「そうでしょ」と流せばいいのです。
自分軸を守るために、夫と別れたいと思ったなら別れてもかまいません。とにかく「私はそういう人間だもん」、「私は私で楽しいことをやるもん」と思って、その素晴らしい性格を死守されてください!
そのうえで、ライフワークを見つけていく、というプロセスをお勧めしたいと思います。私から見るとけーちゃんさんのキャラはとても素晴らしいものです。その個性を守りつつ、自分らしい人生を自由に描いてみていただきたいのです。こんなことをしたい、こんなところに住みたい、こんな家族を築きたい、こんな人生を送りたい……、そんなワガママな夢をぜひ自由に描いてみてください。それが今のけーちゃんさんを救い、奮い立たせてくれるでしょう。それだけの人生を生きる力は十分あると思いますから、自分らしい人生のデザインにぜひ取り組んでいただけたらと思います。
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- 根本裕幸1972年生まれ。1997年より神戸メンタルサービス代表・平準司氏に師事。2000年にプロカウンセラーとしてデビュー。以来、述べ15000本以上のカウンセリングをこなす。2001年、カウンセリングサービス設立に寄与。企画、運営に従事し、2003年からは年間100本以上の講座やセミナーもこなす。2015年より独立。フリーのカウンセラー、講師、作家として活動している。『いつも自分のせいにする 罪悪感がすーっと消えてなくなる本』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『人のために頑張りすぎて疲れた時に読む本』(大和書房)、『子どもの将来は「親」の自己肯定感で決まる』(実務教育出版)など著書多数。ブログはコチラ→https://nemotohiroyuki.jp/ この人の回答一覧を見る
- 山本 奈緒子1972年生まれ。6年間の会社員生活を経て、フリーライターに。『FRaU』や『VOCE』といった女性誌の他、週刊誌や新聞、WEBマガジンで、インタビュー、女性の生き方、また様々な流行事象分析など、主に“読み物”と言われる分野の記事を手掛ける。 この人の回答一覧を見る
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