②「叩かない」「こすらない」がファンデを塗るときの鉄則

 

長井さん 次はファンデーションを塗りましょう。今はクッションファンデーションを使っていると伺いました。

麻耶さん  はい。ここ1年ほど愛用しています。資生堂のクレ・ド・ポー ボーテのものが好きです。

 

長井さん  大人の肌にはぴったりですね。今回紹介したいのはNARSのナチュラルラディアント ロングウェア クッション ファンデーション。気になるところを隠しつつみずみずしく仕上がる、こちらも大人向きのファンデ。外出先のお直しにも便利なんですよね。お家でメイクをする時は付属のものでなくぜひドラッグストアなどで売っている大きなスポンジを使ってください。まずはスポンジの半分の面までファンデーションをとって「美肌ゾーン」をトントンします。

程よいカバー力もありながらみずみずしく仕上がる。 NARS ナチュラルラディアント ロングウェア クッション ファンデーション ¥5000(レフィル・税別)、¥1300(ケース・税別)/NARS JAPAN

麻耶さん 「美肌ゾーン」ってどこですか?

長井さん 目の下の頬の高いところからこめかみまでのエリアを指します。往復して塗ると頬全体が引き上がりますよ。小鼻のまわりはスポンジに残ったファンデーションを優しくなでるようにのせていきます。

麻耶さん 目のまわりだけしか塗っていないのに仕上がりが全然違う! それにとても軽いタッチなんですね。触れているかいないかわからないくらいでいいんだ〜。

 

長井さん ファンデーションの仕上がりを左右するのは「塗り方」なんです。カバーをしながら崩れない塗り方のコツさえつかめば、後は簡単。半顔はご自分でやってみましょう。スポンジは横に優しいタッチでスライドしていく感じで。決して叩いたり、こすりつけたりしないように。

麻耶さん いつものファンデーションの塗り方と全然違う(笑)。頬のキワにあるシミが気になっていたのですが、コンシーラーを使わなくてもカバーできるんですね。不思議〜。ちなみにツヤはどうしたら出せますか?

長井さん クッションファンデならツヤを出したいところをトントンと軽くタップするだけです。

麻耶さん それだけですか?

長井さん それだけなんです(笑)。だから最新アイテムを使った方が楽チンなんですよ。「美肌ゾーン」以外はファンデは足さずにそのままスポンジをすべらせるように軽くなぞって、仕上げます。

麻耶さん これで完成なんですね。コンシーラーなしでもシミが気になりません! フェイスラインから首にかけては塗り方のポイントはありますか?

長井さん スポンジにファンデーションが残っているのでこれで十分。スポンジを美肌ゾーンの下からフェイスラインに向かってなでるように塗りましょう。このときもファンデーションは足さないこと!