保育士さんやお医者さんなど、子どもを接点にして出会った異性にときめいてしまったことがあるお母さんは、意外と多いのではないでしょうか? コミカルな視点で大人のあり方を論じているコラムニストの石原壮一郎さんは、「堂々とキャーキャー言って人生を盛り上げましょう」とオススメしています。
そばさんからの質問
Q. 子どもが入院した病院の先生を好きになってしまいました。この気持ち、どうしたらいいでしょうか?
結婚して今年で6年目になります。子どもは1歳と3歳で毎日バタバタと忙しい日々を過ごしております。主人との関係は良好なのですが家族という感じで、求められても私は全くしたくなく、お勤めセックスをしています。そんな時に子どもが入院し、その担当医がすごく好みでドキドキしてしまいました。結婚してからこんな気持ちになったのは初めてです。結婚しているにもかかわらずこんな気持ちになってしまった自分が情けない一方で、その相手のことをもっと知りたい、話してみたいと思ってしまい、複雑な気持ちです。この気持ちはやはり心にそっとしまうしかないのでしょうか。今後通う病院なので、また会いたいと思ってしまいそうで怖いです。(39歳)
A. 変に気持ちを抑え込まず、アイドル扱いしたほうが良いのではないかと思います。
こう言っては何ですが、子どもの通う病院の先生に恋してしまうというのは、多分よくある出来事だと思います。きっと先生も慣れていると思うので、好きという気持ちを心にそっとしまわなくてもいいかと。むしろ、「先生大好き!」「本当にカッコいいですよね!」とアイドル扱いしてキャーキャー言ってしまったらどうでしょう。そうやって褒めちぎられる分には、先生も困らないと思います。変に気持ちを抑え込んでしまうほうが、妄想の世界に入り込んでしまったり情念をこじらせたりして危ないかもしれません。
そして、あらためて確認しておきたいのは、相手は近所のお医者さんだということ。たまたま海外で担ぎ込まれた病院で出会ったとかなら、「これは運命的な出会いかも」とドラマチックな気持ちになるのも分かりますが、そうではありません。そばさんが隣町に住んでいたら、今度はその隣町でときめくお医者さんを見つけているでしょう。あくまで“町内あるある”です。そして身近な人にときめいてハシャぐのは、人生をちょっと楽しくする有効な方法です。大いにときめきましょう。
きっと他のお母さんたちの中にも、その先生にときめいている人はいると思います。せっかくですからそういった方たちとファンクラブを作って、みんなでもっと楽しんでしまってはどうでしょうか。そうやってときめきを共有・発散することが、本気になることをセーブすることにもつながりそうです。
カッコいい男性の利用法は、付き合うことだけではありません。片思いして胸をキュンとさせるもよし、アイドル扱いして楽しむもよし。近所のイケてる小児科の先生、用法容量を守って上手にご利用ください。
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- 石原壮一郎1963年生まれ。コラムニスト。月刊誌の編集者を経て、1993年に『大人養成講座』でデビュー。以来、『大人の女養成講座』、『大人力検定』、『大人の合コン力検定』など大人をテーマにした著書を発表し続けている。近著に『9割の会社はバカ:社長があなたに知られたくない「サラリーマン護身術」』(飛鳥新社)、『本当に必要とされる最強マナー』(日本文芸社)、『大人の人間関係』(日本文芸社)などがある。 この人の回答一覧を見る
- 山本 奈緒子1972年生まれ。6年間の会社員生活を経て、フリーライターに。『FRaU』や『VOCE』といった女性誌の他、週刊誌や新聞、WEBマガジンで、インタビュー、女性の生き方、また様々な流行事象分析など、主に“読み物”と言われる分野の記事を手掛ける。 この人の回答一覧を見る
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