スタイリスト、ミモレコンセプトディレクターの大草直子が着こなしのアイデアや日々の思いを綴ります。
本当に夏が短かったな、今年は。いや、もちろんまだ暑いのですが、はっきりと感じるのです。朝や晩、涼しい風が吹いたり、空が透明で高かったり。はい、体感としても新しい季節、秋がやってきました。
そんな時、少しの工夫で、秋をスタイリングするようにしています。
例えば、パンプス。さらさらとしたジャージー素材の、しかも風が通るシルエットのワンピースは、(夏に長袖を着るのが好きな私は)夏真っ盛りでも着ていましたが、足元を少し重くするだけで、季節が進みます。もちろん夏は、サンダルを履きましたが、この日は、3年前に買った、バレンシアガのポインテッドパンプスをセレクト。グラフィカルなジャージーワンピース、という、70年代を思わせるアイテムに、大きなロゴが特徴の靴で、「時代感」を揃えて。
そして、ステイトオブマインドの水玉スカート。秋の新作ですが、裏地が付いていないので、来年は初夏から着ようと心に決めていますが(笑)、秋からスタートするコーディネートには、ベルトを使って。
このスカート、ウエストはゴムでリラクシングな雰囲気。アメリカンスリーブ(ぐっと袖口がくれた)タンクトップも着るも良し、フォトTシャツと着るも良し。こんなふうに、リラクシングに着こなすことも可能ですが、秋は、ベルトを使うだけでぐっと「重さ」が増します。少し長めの、そして中太のベルトを、ゴムの部分に重ねるだけ。そして靴はサンダルでも良いのですが、甲を少し覆うタイプして、足元にも重量感を。
まだまだ暑いですが、少しずつ、秋を取り入れていこうと思っています。
今年は海外旅行もないので、「太陽の量」が圧倒的に足りない(泣)。美白に精を出そうかな(笑)。
大草直子ディレクターの最新コーデ
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