女優も頼るプロの秋冬のマスクメイク「ファンデなし、下地＆パウダーの２ステップで」
②仕上がりを格上げするフェイスパウダーの選び方・塗り方
仕上げはフェイスパウダーを。「ここ数年はツヤ肌重視でフェイスパウダーの使用が減っていましたが、復活の兆し。秋冬のトレンドとなるフォギーな肌を目指すならフェイスパウダーがおすすめ。ふんわりと柔らかな印象になるので、とにかく可愛く見えるんです（笑）。また、マスクの摩擦予防にも役立つので、今年はひとつ持っていると便利ですよ」と赤松さん。
●おすすめの色、質感は？
「化粧下地で色をつけているので、フェイスパウダーは色のないルーセントタイプをおすすめします。余談ですが、パール材が多く配合されたフェイスパウダーも要注意。ギラギラ感が増すと毛穴落ちした時に悪目立ちするので、手のひらでパールの分量を確認してから購入することをおすすめします」（赤松さん）。
●プロが指南する「きれいに塗る方法」
「まずは『つけすぎ注意！』。つける量が多いと顔が白く、お化けのようなメイクになっちゃいます。また、ブラシ使いもNG。『ブラシでくるくると肌を磨くように〜』というテクニックもありますが、摩擦で肌に負担がかかるためNG。今回はパフを使った方法を紹介します。コツは『少量』を『ふんわりのせる』こと！」（赤松さん）。
パフにフェイスパウダーをのせたら半分に折りたたみ、軽く揉み込む。パウダーをパフに均一に含ませるのが失敗しないコツです。
よく動くところから先にのせます。まずは目のまわり。パフをギュッと押し当てず、折った角をふんわりと添えるイメージで。
次は気になる小鼻のまわりや口元を。この時も折ったパフの角をトントンと軽く弾ませるようにします。
最後は頬全体、額など面積の大きな部分に、パフを広げて粉をのせていきます。小麦粉を振るいにかけるとふんわりする、そんなイメージで優しくポンポンとリズミカルにはたいて。
●おすすめのフェイスパウダー３選
「化粧下地で肌を整えているので、あとは質感をプラスするだけ。コスメデコルテ AQのフェイスパウダーは特に粒子が細かく、軽いタッチ。粉っぽさを感じさせない自然な仕上がりになります」（赤松さん）。
（左から） 粉感を感じさせない軽い仕上がり。美容成分をたっぷり配合したルーセントパウダー。 コスメデコルテ AQ ミリオリティ フェイスパウダー n 30g ¥20000（税別）／コスメデコルテ
明るくキメの整ったふんわり肌に。ボタニカルスムースパウダー配合。 カネボウ スムースフェザリー パウダー（ケース・パフ付）18g ¥5200（税別）／カネボウインターナショナルDiv.
おしろいをイメージし、現代風にアレンジした限定パウダー。ホワイトは肌に溶け込むような透明感のある肌に。 RMK 江戸桜 トランスルーセントパウダー ￥5000（税別） 数量限定発売中／RMK Division
いかがでしたか？
赤松さんが撮影現場でも実践している、マスクをしても崩れない、端正な肌をかなえるベースメイク。ぜひお試しください！
取材・文／長谷川真弓
構成／片岡千晶（編集部）
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赤松 絵利
ESPER代表／ヘア＆メイクアップアーティスト。雑誌・広告・ヘアメイクプランナーとして活躍。 蒼井優、綾瀬はるか、多部未華子、常盤貴子、松岡茉優（敬称略、五十音順） など多くの女優を担当。著書『世界一シンプルなナチュラルメイクの教科書』（講談社）