見た目にもお味にも驚きっぱなしですが、4品目の「豆腐よう」を使った一皿には、さらなる仕掛けが待っていました!

豆腐ようは沖縄生まれの発酵食品ということで、同じく沖縄の泡盛をペアリング♪
マスの中にお味噌のように盛られた豆腐ようが登場。こんなに沢山頂くものだったっけ?と思っていたら……

パッカーン!と中から出てきたのは豆腐ように漬けたフォアグラと泡盛に漬けたぼたん海老。チーズのようにとろけるフォアグラは絶品です♪料理長、こういう仕掛けが大好きなんだそう。もはやエンターテインメントです!
泡盛に、少しだけ古酒を加えて味変!より濃厚な味わいを楽しめます。


いよいよメインの肉料理へ。鹿肉のローストに、“ねさし味噌”を合わせたコンソメスープを注いで頂くポトフです。

豆味噌の香ばしい香りが、ふんわりと広がります♪
  • 合わせるのは、10年モノのピノノワール。エレガントで優しい味わいです。
  • 脂肪分の少ない鹿肉はレアで柔らかく、スープ仕立てでさっぱりと食べられます。
  • ねさし味噌を乗っけた小さなおにぎりは、残ったスープに入れてお茶漬けに。はい、もちろん美味しかったです!


そして、最後のデザート。お品書きにも「モンブラン」と書かれていたのですが、こちらも良い意味で予想外のビジュアルでした!

なんと、真っ白!こちら「ゆり根のモンブラン」なんです。中にはゆり根のペーストと、ホワイトチョコのムース、和紅茶のソースが入っていて、優しい甘味に癒されました。ペアリングして頂いたどぶろくを少しかけるのもおすすめです、と聞いていたのに、片岡さんも私も、かけるのを忘れて完食する美味しさでした(笑)。
ぶどうのシャーベットとヨーグルトアイスでさっぱりと。生姜を発酵させたジュレも入っています。
最後は抹茶と、リキュール入りのお茶菓子で。お酒が苦手な方は、甘酒を提供してくださるそうです。


ちょっとクセのある発酵食品ですが、知っている食材はフレンチの技法で新鮮に、あまりなじみのない食材も食べやすくなっていて、驚きと発見の連続でした。新型コロナウィルスの影響を受けた今だからこそ、日本人のお客様向けに考えられたメニューなんだそう。このコースを食べるために泊まりたい!と思える、ここでしか味わえないスペシャルなコースです。

海外にはまだ行けないぶん、近場でゆっくり過ごしたいという方も、今ならGO TOキャンペーンを利用して、お得に東京ステイを楽しめますね。都心にいることを忘れさせてくれる和の空間と、見た目にも楽しく手の込んだお料理の数々。ちょっとした気分転換に、自分へのご褒美に……非日常体験をこの機会にぜひ。

 
星のや東京
 
住所:東京都千代田区大手町一丁目9番1 
料金:1泊1室 84,000円〜(税・サービス料別、食事別)
tel:0570-073-066 (星のや総合予約)


■星のや東京ダイニング「Nipponキュイジーヌ ~発酵~」
料金:1名 ¥18000(税・サービス料別)

※要予約:星のや東京公式サイトにて前日まで受付。

※星のや東京宿泊者対象。

※状況によりメニューの内容、食材が一部変更になる場合があります。

>>星のや公式サイトはこちら
構成/片岡千晶(編集部)

 
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