誰もが、「自分を愛すること」は大切なこと。でも、「自分を愛するとは、どういうことなのか」「自分をどうしたら愛せるようになるのか」が分からない人は少なくありません。
自分を愛せないと、人のこともきちんと愛することが難しくなってくるので、いい人間関係を築けないことも多いもの。だから、まずは自分のことをきちんと愛せるようになったほうがいいのです。
自分を愛せるようになるためには、どうしたらいいでしょうか?

自分を愛する方法1:自分をよく知る

 

自分を愛するためにも、まずは「自分をよく知ること」は重要です。人は意外と「もう充分、知っているから!」と分かった気になってしまっているもの。でも、理解していない部分が多々あるものなんですよね。
それで、自分の性格や気持ちを無視した行動をしてしまい、苦しんでいる人は少なくありません。

日々、忙しく過ごしていると、自分の心と対話をしたり、自己を振り返ったりすることは少ないもの。だから、改めて「自分を知る機会」を持つことが大切なのです。
「自分を知る方法」は色々あるのですが、まずは、「自分はどんな人間なのか。そんな自分をどう思っているのか」を改めて見つめてみてはいかがでしょうか?

紙を2つに折って、右側に「自分の好きなところ」、左側に「自分の嫌いなところ」を正直に書いてみましょう。これは正直に書くことが大切です。「顔が好き」「頭がいいところが好き」なんてことでもいいし、うぬぼれていてもいいのです。誰にも見せる必要はないので、「え?そんなことを思っているの?」なんて言う人はいません(笑)。
改めて書いてみると、意外にも自分が気付いていなかったところを好きだと思っていたり、嫌いだと感じていたりすることに気づくのではないでしょうか。
この紙は、これから紹介する「自分を愛する方法2・3」でも使うので、大切に持っておきましょう。

この他に、また別の紙に「自分が好きなこと(得意なこと)」「嫌いなこと(苦手なこと)」を書いてみるのもオススメです。うっすらと好きだと感じていたり、嫌いだと思っていたりすることを、紙に書くことできちんと認識すると、今後の行動は変わってくるもの。それによって、日々、自分を喜ばせられたり、逆に嫌な経験を回避したりすることができやすくなるのです。

 


自分を愛する方法2:自分の欠点とうまく付き合う


「自分を愛する方法1」で、自分の嫌いなところには、どんなことを書いたでしょうか?
「自分のこんなところが嫌い!」と思っていると、自己を責めてしまい、愛することが難しくなってきてしまいます。実は、自己嫌悪や劣等感ほど自分を苦しめるものはありません。
自分を一番苦しめる存在は、他人ではなく、“自分自身”です。他人であれば、何を言われようと無視をすることもできますが、自分からの非難はダイレクトに心に届いてしまうものですしね。
だから、まずは自分が“欠点がある自分”とうまく付き合っていく必要があるのです。

実は欠点というのは、必ずしも100%悪い部分であるとは言えません。例えば、頑固な性格は「きちんと自己を持っている」とも言えますし、わがままは「自分に正直」だという見方もできます。
だから、むしろ「その欠点があることによって、自分が得していることは何か?」ということにも気付いたほうがいいのです。例えば、「頑固だけど、自分をきちんと持っていることで、自分が納得する人生を歩めている」こともあるでしょうし、「ワガママだけど、自分に正直に生きていることで、自分らしくいられている」こともあるのです。そう考えると、その欠点を少し許せませんか?

それだけでなく、欠点というのは、「自分の持っている性質が“過度な状態になった形”である」とも言えます。だから、「その欠点の度合いを調整すること」で、むしろ魅力に変わることもあるのです。
例えば、頑固な人が、“意図して”相手の言葉にも耳を傾けられるようにしたら、頑なさは薄れ、お互いの要望の折り合いを付けられるようになることもあるのです。つまり「バランスをよくする」ことが大切なんですよね。


自分を愛する方法3: 自分の好きなところを伸ばす


「自分を愛する方法1」で、自分の好きなところには、どんなことを書いたでしょうか?
自分を好きになるために、欠点に目を向け、直すことばかり考えてしまうと、気分が沈んでしまうもの。それよりも、自分の長所を伸ばすことを心がけたほうがいいのです。

人は“トータル的に”相手を見るので、たとえ欠点があっても、それを上回る魅力があれば、「素敵な人だ」と思うことも多いもの。例えば、「あの人は、ちょっといい加減ところはあるけど、一緒にいると話が面白くて、楽しい」となると、また会いたくなるでしょう。だから、どんどん「自分の長所を磨くこと」に注力したほうがいいのです。

さらに、その長所を生かして人を喜ばせられるようになると、自己肯定感(自分の価値や存在意義を肯定できる感情)が高まってきます。それが自信につながり、自分をより愛せるようになるのです。
だから、自分のいいところに目を向け、どんどん伸ばすようにしましょう!

自分を愛する方法4:自分を大切にする


日頃から自分を大切に扱うことは重要なこと。でも、意外と人は、自分のことを雑に扱いがちです。
「自分を大切にする方法」は、いくつかあります。例えば、「自分を喜ばせる」というのも、その1つです。仕事などをがんばったときには、ご褒美に美味しいものを食べる人は多いものですが、そのように、日頃から自分のことを喜ばせることを心がけることは大切です。そうすることで、「またがんばろう」と思えますしね。

ただ、それ以上に大切なことがあります。多くの人が見落としがちなことです。それは、「自分を大切にしてくれない人(大事に扱ってくれない人)とは付き合わない」ということです。
例えば、自分を傷つけるようなパートナーとは別れたほうがいいのはもちろんのこと、一緒にいると嫌な思いをさせられるような相手とは離れたほうがいいでしょう。
一緒にいることで、あなたに不愉快な思いをさせる人は、あなたにとって必要な人ではありません。自分を大切にするというのは、「自分を守る」ことであり、「自分が快適に過ごせる環境を作ること」でもあるのです。

自分を大切にすることを心がけると、身だしなみに気を付けるのはもちろんのこと、「私は大切にされるべき存在なのだ」という自信も出てきます。その結果、周りの人に「この人は大切に扱わなくてはいけない人なのだ」と思わせる雰囲気が出てくるもの。
だから、人から大切にしてもらうためにも、自分をもっともっと大事にしましょう!

自分を愛する方法5:「愛すること」の本質を理解する


実は、自分を愛するために一番大切なことといっても過言ではないのが、「愛することの本質を理解する」ことです。これが分かっていないと、トンチンカンな愛し方をしてしまいますしね。
愛することとは、「“ありのままの自分”を受け止め、成長を願う」ことです。それは、「自分にはこういう魅力があるから、愛する(=自分にはこういう欠点があるから、愛せない)」という“条件付きの愛”ではありません。

実は、「自分にはこういう欠点があるから、愛せない」という人は少なからずいますが、そういう人は、その欠点が直ったからといって、愛せるようになるわけではありません。また新たな欠点を見つけては、自分を責めてしまうでしょう。
本来、「愛する」というのは、「どんな欠点があっても、“そのまま受け止める”こと」です。ただし、「甘やかせること」は愛ではありません。だから、「成長を願う」ことが大切なのです。

例えば、自分を愛せない人は、何か失敗をすると、“自分を責めて、自己嫌悪に陥るクセ”を持っています。“完璧である自分”を求めてしまうからです。それでは、どんどん自分を嫌いになっていってしまうでしょう。
完璧な人などいません。だからこそ、「ダメなところがある自分を見捨てないでいること」は、とても大事なこと。つまり「失敗しない人」や「欠点のない人」を目指すのではなく、「失敗しても、そこから立ち上がれる人」「欠点があっても、その欠点をカバーできる人」になることが大切なのです。
ただただ失敗や欠点を責めている段階で止まっていては、自己嫌悪が増すばかり。そうではなく、“まだまだ未熟の自分”をそのまま受け止め、その上で成長することを目指せばいいだけのこと。それが、「愛する」ということなのです。

自分を愛せるようになると、人を愛せるようになる


基本、人は、自分にできることしか人にしてあげられません。自分を大切にできない人は、人を大切にできないし、自分を愛せない人が、人のことを愛するのは難しいです。なぜなら、「大切にする方法、愛し方を知らない」からです。

現代の恋愛において、“本当の愛”を与え合うカップルよりも、自己愛を投げ合い、愛を奪い合っているカップルが多いのは、それだけまだ「自分のことを愛すること」すら、できていない人が多いからだと言えます。
自分に対しても“条件付きの愛情”しか与えられない人は、パートナーに対しても、“偽りの愛”ばかり投げかけてしまうもの。だから、相手に“自分にとって都合の悪いところ”があると、すぐに愛情が冷めてしまうところがあるのです。

だから、幸せな恋愛、結婚、子育てをするためにも、まずは「自分を愛せる人になる」ことは、重要なことです。
それに、人に愛を与えられる人ほど、相手からも愛されるもの。だから、愛せる人になることで、幸せになりやすくなるのです。
自分を本当の意味で愛せるようになって、人に対しても“本当の愛”を注げられるようになって、幸せな関係を築きたいものですね。

【漫画】自分を愛せる人の特徴
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