テレビでも人気の、レストラン『ラ・ベットラ』落合務シェフ。お店の料理はもちろん、メディアで紹介されているレシピも「その通りに作れば、必ずおいしくできる」と評判です。刊行からロングセラーで売れ続け、10万部突破! 多くの人に「おいしい!」「コツがわかった!」と愛されている『「ラ・ベットラ」落合務のパーフェクトレシピ』から、今夜すぐに試せるメニューを紹介します。

今回ご紹介するのは、定番アーリオ・オーリオに、冷蔵庫にある野菜を入れて作るスパゲティ。冷蔵庫の在庫一掃レシピ、ともいえる一品ですが、あなどってはいけません。香ばしくて、ちょっと和テイスト。家庭だからこそ食べられる、とびきり美味しいスパゲティです。

 


野菜とごまのアーリオ・オーリオ

 

にんにくと赤唐がらしオイルのソース、アーリオ・オーリオ。このソースのパスタは「油」と「水」をくっつけるので、上手に作るのは難しい。そこで乳化剤を入れます。家庭で断然おすすめなのは「すりごま」。このすりごまが「乳化剤」になって、にんにく唐がらし系がうまくいくんです。

ところで、アーリオ・オーリオのソースは”もと”であって、それだけでパスタを食べることはイタリアではまずないとか。それにこのソース、野菜と抜群に相性がいい。冷蔵庫にある野菜を具にしましょう。レタス、水菜……生で食べられる野菜なら最後にぱっと加えればいいし、ブロッコリーやアスパラならパスタの湯で一緒にゆでればいい。なすやトマトなら、オイルに入れて温めればいい。残り野菜を食べるのにもうってつけです。

 材料(2人分) 


スパゲッティ……160g
 |水……3L
 |塩……45g

にんにく唐がらしオイル
 |EXVオリーブオイル……60㎖
 |にんにく……2かけ
 |赤唐がらし(半分に折って種を抜く)……1/2本

パスタのゆで汁……50~60㎖
すり白ごま……大さじ2

(以下は目安。そのとき家にある野菜でOK)
|プチトマト……6個
|アスパラガス……2本
|ブロッコリー……1/4株
|長ねぎ(白い部分)……1/2本
|水菜、ベビーリーフ、ルッコラ、ヤングコーン……各適宜

※にんにくは4等分に切る。
※野菜は食べやすく切る。アスパラガスとヤングコーンは斜めの一口大に、ブロッコリーは小房に分ける。長ねぎは斜めの薄切りに。

 作り方 
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『「ラ・ベットラ」落合務のパーフェクトレシピ』シリーズ(全2回)
第1回「余り野菜でOK!落合務シェフの『野菜とごまのアーリオ・オーリオ』のレシピ 」
第2回「落合務シェフが『肉が美味しくなる焼き方』を伝授!鶏肉のグリルのレシピ」12月7日公開予定
 

『「ラ・ベットラ」落合務のパーフェクトレシピ』
著者 落合 務

10万部突破のロングセラー。進化し続けてさらにおいしく、さらにカンタンになったイタリアンレシピ完成版!
予約が取れないイタリアンレストラン「ラ・ベットラ」の人気シェフ落合務氏が、基本のイタリア料理の作り方を丁寧に解説した、渾身の一冊。2014年発売から「おいしくできる!」「コツがつかめた!」と人気続行中。10万部を突破、多くの人に愛されています。 

 

落合 務

1947年東京都生まれ。1976年フランス料理の料理人として渡仏後、1978~81年イタリアで修業を積み帰国。東京・赤坂『グラナータ』の料理長に。1997年銀座『ラベットラ・ダ・オチアイ』のオーナーシェフに。“予約の取れないレストラン”として知られる。わかりやすいレシピが人気で、講習会、テレビや雑誌などのメディアから引っ張りだこ、全国を忙しく飛び回っている。『イタリア食堂「ラ・ベットラ」のシークレットレシピ』(講談社)ほか人気書籍多数。

写真/青砥茂樹(講談社)