SDGsに各企業が取り組むいま、ビューティの世界でも、人や環境に優しくサスティナブルな「クリーンビューティ」を謳うコスメが増えています。はっきりとした定義があるわけではないので、各ブランドが独自の理念を持って様々なアプローチで実践しているのですが、今回ご紹介する「ヴィーガンコスメ」も、人や環境、そして動物に優しく、その一つの形といえます。一体どんなものなのか、具体的に見ていきましょう。


動物由来成分も動物実験もNO!


本来、ヴィーガンとは、肉・魚・卵・乳製品・はちみつなど、動物性食品を口にしない人のことを指しますが、「ヴィーガンコスメ」の場合、動物由来の成分を使わず、動物実験も行なわないコスメを指します。

いまからご紹介する2ブランドは、どちらも創業者自身が肌あれに悩み、肌によい成分を探した結果たどり着いたコスメの形。動物由来成分不使用・動物実験不実施に加え、シリコンやパラベン、サルフェートなど肌への刺激になる可能性があるものを除き、シンプルな処方にこだわっています。


1杯のコーヒーのように、気持ちが安らぐ
<ベージック>

今年の6月に韓国から日本に上陸した「ベージック」。窓から差し込む朝の光や挽きたてのコーヒー豆など、日々のささやかな幸せのシーンにあふれる「ベージュ色」のように、毎日のケアを心地よく感じさせてくれるスキンケア・ヘアケア・ボディケアアイテムが揃います。

全ての製品に入っているのが、フェアトレードによるペルー産の高品質なコーヒー豆から抽出した、グリーンコーヒービーンオイル。肌に潤いを与えて肌を引き締め、紫外線や乾燥から肌を守り、肌本来の美しさを引き出してくれる力があるんだそう。

アイテムのテクスチャーや香りでも気持ちを前向きにしてくれるんです。たとえばフェイス&ボディオイルは、スッと肌になじんでベタつかないので使いやすく、使っていくうちに肌を元気にしてくれます。また、コーヒーパウダーのスクラブ洗浄料は、フタを開けた瞬間、甘いコーヒーの香りが広がり、心が満たされます。

 


自然成分+有効成分で、肌も環境もクリーンに
<アンナチュラリーナチュラル>

「低刺激で肌にも地球にも優しいコスメを作りたい」という思いでできた「アンナチュラリーナチュラル」。自然な成分(ナチュラル)はもちろん大切だけど、肌に最適で効果が実感できるものは他にもあるという考え方のもと、自然成分だけにとらわれずに(アンナチュラル)、有効成分も選び取ることを大事にしたスキンケアブランドです。

こちらの共通キー成分は、キウイシードオイル。αリノレン酸、オメガ脂肪酸3と共にビタミンC、ビタミンEが豊富で、潤いを保ちながら、エイジングサインにはたらきかけて透明感と柔軟性を高めてくれます。

現在出ているのは3アイテム。とろりとミルキーな化粧水と、ハリと透明感を与える美容液、こっくりとしたテクスチャーでキウイシードオイルを高配合したクリームです。時間がないときや、さっぱり仕上げたいときは、油分と水分が両方入った化粧水1本でケアを完了してもOK! テクスチャーの開発に時間がかかったというだけあって、3品とも後肌はベタつかず、さっぱり気持ちいいんです。
 

一時のトレンドで終わらせないために


どちらのブランドも、肌に優しくアニマルフレンドリーなのはもちろん、パッケージにリサイクルしやすいものや、リサイクル素材を使うという努力も行っています。これからコスメを選ぶなかで、環境に配慮したものを選ぶ視点は持たなければいけませんが、なにより、自分が毎日気持ちよく使えなければ、続けることはできません。

「ベージック」や「アンナチュラリーナチュラル」はその見た目にもこだわっていて、部屋に置きたくなるようなシンプルながら可愛いデザインになっています。「デザインが、効果が、香りが、テクスチャーが好きだから選んだものが、結果的に地球のためになった」。そんなアイテムを、これからも選んでいきたいですね。


お問い合わせ先/
サンク tel. 03-6821-1519
ポートフォリオス tel. 03-5468-3380
 

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