スタイリスト、ミモレコンセプトディレクターの大草直子が着こなしのアイデアや日々の思いを綴ります。

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2020年が終わろうとしています。たくさんの気づきと感謝、そして目に見えない畏れを手渡してくれた1年でした。短かったのか長かったのか――それさえもよくわからない、ある意味カオスな年。絶対に忘れないね、この先も。

 


クリスマス、どうしようかな、と思っています。というのも、まず「気分が盛り上がらない」。だって、我が家の癒し系部長、パニータがいるので、クリスマスツリーが飾れない(笑)! けっこう大きなツリーを、12月初めにせっせと夫が飾るのがならわしでしたが、すべてのオーナメントをパンチするだろう。なんならツリーに登るだろう。さまざまな事故が予想されるため、結婚以来初めてツリー出さず! 癒し系とはいえ、さまざまな要因で本能のスイッチが押されるので、あらかじめ危険は回避♡ 良いよ良いよ、あなたがいればツリーがなくても、家の中は華やかだし暖かだよ。

けれど、やっぱりささやかな「イベント気分は味わいたい」ということで、部長が寝た後に、こんなふうに小さなしつらえを。夫とワインを飲みながら、半径1メートル以内にシーズンイベントを感じています(笑)。

そして先日、とあるブランドのライブスタイリングに参加させて頂いたのですが、その際の衣装が家族パーティにも良いかなあ、と購入を検討中。少しマットな素材だからドレッシー過ぎないし、スカート部分はプリーツスカートなので動きやすくシワも目立たない。ドットのプリントに見えますが、フロッキー加工の立体感のあるドットで、遠目にも近目にもきれい♡ フェザーのコサージュをつけることで、顔周りに「空気の動き」が生まれ、華やかです。もちろん、こんなワンピースを着てレストランに行かれれば良いのですが、今年は、近所か自宅で過ごす予定。「誰かのため」「場所への敬意」で着ていた華やかな服を、自分のために着てしまおう! と思っています(笑)。おしゃれの在り方、自分にとって装うこと――こんなことも考えるきっかけになりました。

みなさまはどんなクリスマスに? 誰にとっても温かな1日になりますように。

大草 直子

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あえて足元をブーツにすれば、程よくカジュアルダウンできます。服は全部ヴェルメイユパーイエナです。
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スノウドームはピアジェからのギフト。アロマストーンはビュリー。キャンドルカバーはディプティックです!