スタイリスト、ミモレコンセプトディレクターの大草直子が着こなしのアイデアや日々の思いを綴ります。
カタカナばかり。何かの呪文みたいだ（笑）。今年の冬、リラクシングな感じ。良い意味でイージーな雰囲気。もちろん着ていて暖かい――とか、いろいろ考えた結果、セットアップが多くなってたなあ～。例えばエイトンのベビーキャメルのコートとスカート。実はコートはずいぶん前から愛用しているのだけれど、今年はスカートをゲット。軽くてふんわり暖かくてこっくり甘い。そんなセットアップになりました。エイトンみたいなブランドは、「作り続ける」名品が多いから、こんなふうに、後でセットアップにできる、みたいな楽しみもありますね。
そして、本当に大活躍だったのがニットアップ。AP STUDIO(エーピーストゥディオ)の黒の畔編みニットアップ、ドゥーズィエム クラスのウール100％のニットアップなど。とにかく頻繁に登場（笑）。着すぎて「良いのかな」と思うほど。ストールを重ねたプルミエ アロンディスモンのブラウンのニットアップは、ミモレのニュウマン横浜の動画でも着用したもの。衣装としてお借りしたのですが、そのままニュウマンで買い取りました（笑）。トップスがポンチョのようなデザインで歩くとドラマティックに揺れるのに、本当に着ていて楽！ コントワー・デ・コトニエのネイビーのニットアップは、昨年のもの。トップスがぺプラム（裾が花びらのように少し広がったデザイン）になっているので、スタイルアップもできて、ニットなのにきちんとした印象が手に入ります。学校の行事や神社での神事にも着ました。今年は、換気のためにドアや窓を開け放った会場が多いのですが、そんな中もじんわり暖かく助かりました（笑）。
新しい日常だもの。朝のコーディネートの時間が短縮できて、自分も周りの人も威圧せず。リラクシングでイージーケア――こんなセットアップが活躍しますよね。
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