新年に街に出たら、新しい気配を感じて、心底嬉しくなった。
思わず駆け足!

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近所の落書きストリートもお正月バージョンになってたよ!

フランスに来る前も、割と自由にファッションを楽しんでいたけれど、パリに棲みついてからは、人目を気にしないお国柄もあり、それが更に加速した。

 


加えて、二百年続いた土の時代の、ファッションはこうでなきゃね!トレンドのコレを持たなきゃね!的な概念が、変わっていく時が来た、と感じる今日この頃。

風の時代のファッションは、感じるままに、もっと自由で、もっと気ままになるのだろうなぁ。自分のスタイルが、今後どう変わっていくのか。今からとても楽しみ。

特別新しい物は何もない、お馴染みアイテムの着回しばかりですが、皆様どうぞ今年もHirokoさんのコーデをご贔屓に!

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前回のコーデでご紹介したメゾン・ファーブルの手袋と、ジャマン・ピュエッシュの面白ポシェット。モノトーンになりがちな冬には、いろんな色を小物で取り入れるのが好き。

トップスはリバーシブルのムートン。裏表で全く表情を変えるのが面白い。
去年はネイビー×ホワイトのボーダーで、毛足の長い面ばかりを多用していのたが、今年は断然こっちの気分!ネイビー×ベージュの縞は肌馴染みも良く、マットな革がラグジュアリー感を出してくれる。落ち着くわ~。

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前から見た全身像。今日はどうしてもテーパードシルエットのデニムと、ポインテッドトゥのパンプスが履きたかったんだぁ。

オフタートルの襟元には、ファーのティペットを仕込んで防寒対策を。なんてったって今日のパリは最高気温で三度なのですからね!このテクニックは、顔まわりを華やかにする、という効果もございまして、どうかしたらマスクもやや隠せますし、皆様にも自信を持ってお勧め致しますよ。

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パリ名物の石畳はとっても素敵なのですが、ヒールとポインテッドトゥ泣かせでもある。十年も経って、今では溝にはまらない技を身に付けた私。

手袋から、手の甲と手首が少しだけ見える効果。嗚呼、この絶妙なチラリズムよ!世界は変えられないかもしれませんが、これが有ると無いでの抜け感は段違いに。全体のバランスが変わります。

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謹賀新年、パリよりミモレッタの皆様に大きなハートマークを!

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