仁美さんの装いは、織の立体感が贅沢な一枚【御召】
訪問着や色無地、小紋は反物にしてから染める「後染め」という着物。今回紹介する御召は糸の段階で染める「先染め」といって、紬と同じ手法で手がけられる着物ですが、紋を入れたり合わせる帯によってオケージョンでも着ることもできると仁美さんが教えてくれました。
「よく見ると、花唐草の地模様が入っています。色調を抑えて織の質感を強調し、ドレス感覚でコーディネートしました」(仁美さん)
式典が中止になったとしても、子どもの成長を祝う気持ちがなくなることはありません。将来、今の状況を乗り越えたこと、記念撮影だけでもという想いがのこせたら、それはきっと家族の宝物になるはず。
賢く選べば気軽でお得にフォーマルなシーンでの着物が楽しめるリサイクル。次回は式典用に選んだ江戸小紋や御召を、普段のおしゃれに取り入れるテクニックをお伝えします。
【画像】レンタル着物(リサイクル着物)とは思えない美しいコーディネート
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撮影/杉山和行
ヘアメイク/KIKKU
構成・文/笹本絵里
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