アメリカの新大統領バイデン氏、その右腕となる副大統領には女性初のカマラ・ハリスさんが就任しました。レディー・ガガが国歌を斉唱した大統領就任式をご覧になった方も多いかと思います。バイデン氏の傍らにいつも自身に溢れて微笑んで立っているカマラさん、彼女がいつも着ているスーツに今回は注目したいと思います。
90年代頃に進出してきた働く女性の間で、男性と同等に仕事をするために“パワーショルダースーツ” 、いわゆるシンプルな薄く肩パッドが入ったジャケットとテーパードパンツのスーツが流行り出したと記憶しています。それまでの女性が好んだフェミニンなスカートスーツではなくもっとシンプルな男女同じように働くためのスーツ。フェミニンが悪いという事ではなく、まだまだ男性中心だった社会で生き残って働き続けるための「鎧」のような服だったのではないでしょうか?
今回アメリカの副大統領に就任したカマラさんのスーツ姿は、ガチガチに頑張っていたあの頃の、大きな肩パットが入ったパワーショルダースーツではなく、もっとしなやかなもの。選挙運動に走り回っていた時の足元はいつもスニーカーでした。アクセサリーもセットでいつも同じものをつけています。それがカマラさんのスタイルに!執務で忙しい日々のおしゃれとして最高だと思います。まさに新しい時代のスーツの着こなしをカマラさんに見ました。
NYのファッションジャーナリスト市川暁子さんの情報によると、カマラさんが大統領選ディベートの時に来ていた黒のスーツはNYベースのブランド「OVERCOAT(オーバーコート)」を手がける大丸隆平さんがパターンを作ったのだとか。
その気になるブランド、OVERCOAT東京の展示会に行きました。シンプルながら今を感じさせてくれるシルエット。これから要チェックブランドですね。
ファッションの概念さえ変えるかもしれないカマラさんの今後の活躍に期待します。
この日はアメリカのデザイナー Donald Dealのジャケットにコンバースのスニーカー、カメラはテイラー・ミッチェルでした。
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