朝の用事を入れることで体内時計を一定にする


休日は午後まで寝だめして、休日明けに体調が悪くなるとお悩みの方ほど、休日の朝に用事をつくることがおすすめです。

前日の仕事が深夜まで及んでしまう場合などには無理に用事をつくらなくてもいいかもしれませんが、起きて光を浴びる時間は一定にしましょう。窓際で歯磨きをする、朝ごはんをベランダで食べる、新聞を取りに行く、ガーデニングをすることなども有効です。光を浴びることを生活の動作のなかに取り入れると習慣化しやすいです。

そんなに活動的になれないという人は、日当たりのよいところで5分間、日向ぼっこをしましょう。メラトニンが低下して体内時計が崩れにくくなります。

 

ちなみに、寝起きが悪く朝にスヌーズをたくさんかける人もいると思いますが、じつはこのスヌーズが寝起きを悪くしています。脳が何時に起きればいいかわからなくなってしまい、いつまでもすっきりと起きられなくなるのです。1発勝負の目覚ましをかけるのが怖い人は、スヌーズは止めて、20分間空けて2段階でセットしてみましょう。

 

一晩眠れなかったことに一喜一憂する必要はありません。睡眠不足が続いて疲労していく状態であれば、コアタイムは崩れていないか、休みの日も朝起きる時間が一定かを振り返ってみましょう。

 

『眠る投資 ハーバードが教える世界最高の睡眠法』
田中奏多 著 1350円(税抜) アチーブメント出版刊

心療内科医の著者がハーバード大学で学んだ理論をもとに、「脳ネットワークを調整することで、パフォーマンスを向上させる」睡眠法をまとめた一冊。食事、運動、どうしても眠くなった時の仮眠のとり方など、簡単に実践できるコツを紹介。


関連記事
睡眠の質を上げるのに「朝、1杯の味噌汁」が効く理由>>

休めない人に贈る飲食法。医師が実践する5つとは>>

医師が断言!「病が寄りつかない人」が食べている2つの食品とは>>

【睡眠の常識】電車でウトウトはOK?知って得する「仮眠」のすすめ>>

睡眠環境を妨げるナイトウエアって?よく眠れるアイテムの3つの条件>>


・第1回「睡眠の質を上げるのに「朝、1杯の味噌汁」が効く理由」>>