弁護士や裁判官からのセカンドレイプ


またDVやモラハラに理解のある弁護士さんが本当に少なく、法律相談まで辿り着けても弁護士さんから「それくらいじゃ離婚できませんよ、我慢したら」などと言われる、セカンドレイプもありふれていてここにわざわざ書き記すべきか悩むほど。家庭裁判所の調停員や裁判官はもっと被害者に冷酷です。

そうして、道半ばでバタバタみんなが力尽き、倒れていく……。

離婚が成立するまで3年なんて話はザラに聞きますし、最高裁まで争うケースもあります。離婚できなければひとり親手当などのサポートは一切受けられず、やっと離婚できたとしても、手当をもらうだけなのに行政からセクハラまがいの干渉を受け、さらに最悪なことに家裁から面会交流を強制されるという憂き目に遭います。そしてこれらはもう決まっている道筋で、逃れる術がありません。

 

とある港街に住んでいたAさんの話をしましょう。

 

Aさんと彼は同じ会社の同僚で、何度か飲みに行くうちに意気投合、気付いたらそういう関係になっていました。彼女は男勝りの性格を自覚しており、しかし男尊女卑がより色濃く残る田舎の価値観で育ったせいで、そんな自分より強い男の人に惹かれるタイプでした。その点、彼は上司にも物おじせずハッキリ意見をいい、Aさんに対してもズバズバ物申し、あれこれ指図もする。それを男らしいと当時まだ20代半ばのAさんは感じたというわけです。

Aさんの母親だけは「あの男はやめておけ」と反対しました。理由は教えてくれなかったと言います。ところがこのAさんの母親が急逝してしまったので、その喪が開けてすぐ2人は入籍しました。付き合い始めてから5年は経っており、彼は男らしく「結婚させてください」とAさんの親族全員に挨拶してくれたそうです。

入籍してすぐ妊娠、そしてAさんは可愛い男の子を出産。
ところがその結婚生活は恐ろしいものになったのです。

(次回につづく)