スタイリスト、ミモレコンセプトディレクターの大草直子が着こなしのアイデアや日々の思いを綴ります。

入学式、卒業式。あと何度あるのだろうか。だめだな、すぐ泣いてしまう(笑)。

さて、以前も書きましたが、卒業式は着物、と決めていますが、今年はやめました。選んだのは、シーズンスタイルラボの、ネイビー、ジャージーのセットアップで。

 

もちろん学校のレギュレーションにもよりますが、ジャージーのセットアップ、超おススメ。なぜなら、着ていて楽。着手(きて)の、華やかな、けれどリラックス感がきちんと伝わって今っぽい。そして、体型の変化にフィットしてくれる。子供の入学式の時に買ったツイードのスーツ、3年経つと、婦人らしい体型の変化で、肩の後ろやヒップがきつくなったりすることも。ジャケットだけなんとか活用して、パンツは、違う素材で買い直す、みたいなことも避けられます。

さらに、ジャージーなら、普段にも着やすい。単品でも、セットでワンピースのように着ても。1年に2度くらいしか着ない、なんてもったいないことをしなくても良くなります♡

ボンマジックの2連パールネックレスを合わせて、少し髪をウェットにしてオールバックに。もちろんアウターは、アクアスキュータムのトレンチコートで決まり。この状況の中で、かなりの時間を短縮しましたが、挙行して下さった学校、先生方に感謝、です。

小学校から一緒の友達も、みんなぐーんと背が伸びて、男子は(我が家も、もちろん)パンツの丈が短くなっていたり。女子もきれいなティーンネイジャーになって、もう誰かわからない。リオからは、Dear dad and momと手紙をもらいました。体調を崩したり、怪我をしたり。なかなかに大変だった、彼の1年。心のこもった感謝の言葉に、式中、私と夫は涙ぐみ(笑)。

そう遠くない将来、私たち親から巣立つ子供たち。卒業式は、私たち親も子供から自立する予行演習みたいなものですね。

寂しさと嬉しさと、頼もしさが美しく混じり合う卒業式でした。

大草 直子

7年くらい着ている古い1着はカスタマイズしたので、全く同じ型を新調。そうそう、アクアスキュータム、秋ローンチの新型をコラボレーションします♡
ピアスもボンマジック。時計はカルティエのヴィンテージ。
ストッキングは透けるグレー。黒だと、3月は重いかなあ、と。パンプスはセルジオ ロッシのsr1。黒のスウェードにシルバープレートです!

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