スタイリスト、ミモレコンセプトディレクターの大草直子が着こなしのアイデアや日々の思いを綴ります。

ふいに出てきた、38歳の時の写真がこれ。よく覚えていないけれど、家族で海外旅行している時かなあ。小さなセスナに乗っているので、アジアの離島リゾートに向かっていたのかもしれません。ヴァカンスに向かっているのに焼けているな(笑)。そして、マスクがないのがちょっと不思議な感じ。

 

まもなく16歳になる息子と、10歳の末っ子。ああああああああ、可愛い♡ 

そして私。アバクロのチェックのシャツを着ている(笑)。若い、ぱーーんとしている。1つで結ぶ髪形も、笑い方も、ネイルの色は変わらないけれど、若い。な、なんだ、この印象の違いは。

10年前、ということだから、子育てに邁進している時。グラツィアでタイトルに名前が付いた企画を頂いたり、最初のスタイリング本を出したり。とにかく、毎日必死でバタバタしていた時です。悲しい、とか辛いとか嬉しい、といった感情を感じる暇もないほどでした。その必死さが出ているのかな。

10年経って、仕事や生き方、子育てやもちろんおしゃれだって。たくさん気持ちを揺らし、泣いたり笑ったり怒ったり、眉間のシワも増えたし、白髪も(笑)。それが私の10年だな。次の10年、どうなるか、今は全く予想がつかないけれど、またこうして思い返して「あの時はああだった」と思える余裕があると良いな、と思っています。関係ないけれど、私にとって、節目の年齢って10年単位じゃないんだよな。大学に入学した18歳、長女を生んだ28歳、最初のスタイリング本を出して末っ子を産んだ38歳。そして今、48歳。「~8歳」が区切りみたい。次の区切りは58歳。

気張らず気取らず、気負わず(笑)。とりとめのない金曜日のつぶやきでした。

大草 直子

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