ファッションエディターの松井陽子さんが、愛用しているサングラスを紹介します。
 

みなさん、こんにちは。

つい一昨日のこと。
交差点の手前でタクシーから降りようとしたところで、うれしい出来事が!

スタイリストのむろりんこと、室井由美子ちゃんが信号待ちしていました(笑)。


編集部や展示会の会場ならまだしも、街中でばったり会えるなんて! リモート率がこれだけ高くなった今は、ありそうで、なかなかないことのような気がします。

しかも私たち、現在進行中のミモレのQ&A企画のリモート打ち合わせをつい先日に行ったばかり。

「うれしいねー!!」って、大喜びしていたら。

はい、始まりました。恒例の撮影です(笑)。

というわけで、今回の「スタッフの今日のコーデ」はとてもリアルな街中の私。

モノクロまじりでドラマティックに仕上げてもらいました(笑)。
Photo by むろりん、です。Thank you むろりん!

おばあさんになってもかけていたいイヴァ・マサキのサングラス_img0
 
おばあさんになってもかけていたいイヴァ・マサキのサングラス_img1
 

ご覧の通り、街中でも、ご近所でも、陽が射している時はサングラスをしています。マスクをしていても!

 

……これ、コロナ以前だったら銀行には入れてもらえないかもしれませんね。
なかなか怪しい!(苦笑)

でも、そんなことも言ってられません。なぜって、この季節の陽射しはとても眩しいから。

目がぱっちりと開けないこの感覚からして、いまの時期の紫外線は強い気がします。そんな自らの感覚に頼るまでもなく、実際そうですよね(笑)。


自宅付近の鵠沼海岸では、ジュニアもシニアもサングラス率がとても高い。駅前の商店街を行き合う人たちは、制服の学生以外、結構な割合でサングラスをかけている気がします。

そんな日常に身を置いているから、ファッションというよりは、サングラスをかけるのは帽子をかぶるのと一緒の感覚。日焼け止めを塗るのと近いような感じですかね。海の近くは余計に紫外線が強いのでしょうか。

というわけで、銀座にいてもついついマスク&サングラス。
ちなみに今日の洋服は、こんな感じ。

おばあさんになってもかけていたいイヴァ・マサキのサングラス_img2
 
ニットポロ#マディソンブルー
ブレスレット&バッグに結んだカレ#エルメス

私と日常を共にしているこのサングラスは、友人のEvaが手がかけているブランド、「Eva Masaki(イヴァ・マサキ)」のもの。これまでの今日のコーデのサングラスはこのブランドのものばかりで、私の中の最愛にして、最も信頼しているサングラスブランドです。


デザイナーでありディレクターのEvaと知り合ったのはもう10年以上前になるのか……。

そもそものきっかけは、アメリカ本国のLEVI’Sのディレクターが夫たちの藍染めを見に来た時に、通訳として彼らが連れて来てくれたのがEvaでした。

パッションがあって、性格はとっても穏やかなEvaは、場にも、人にもスーッと馴染むことができる魅力的な女性。すっかり藍染めに魅了されたEvaと私たち夫婦はあっという間に仲良しになったのです。

コーディネーターとしても活躍していた彼女は、人とモノを結びつける天才でもありました。「ぜひ私がLITMUSの藍染めをニューヨークに持っていきたい」と、その後に藍染めのムーンカレンダーやバッグをセレクトショップなどに紹介してくれ、年々そのオーダーが増えているのはまさにEvaのおかげです。


日本とアメリカに拠点を持っていた彼女は、旅するようにしなやかに仕事をし、その当時は世界中を自由に飛び回っていました。そうやって磨かれた彼女ならではのセンスと経験がギュッと凝縮されているのがEvaの提案するサングラスの魅力だと思います。

そして、日本人の母親とアメリカ人の父親を持つ彼女ならではのアイディアが生かされているのが、日本人の骨格にも見事にフィットする、そのさりげなく緻密で、洗練されたデザインです。

モード感があって、女性がかければエレガントで、男性がかければとってもハンサムで。私と夫が共有しても不思議なほど違和感がないのだから、素晴らしい!

私の母がかけてもサマになるし。
私自身、このサングラスをもう何年かけ続けているかな……?

そう思うと、Eva Masakiのサングラスは、ジェンダーレスで、エイジレス。
国籍も問わず、トレンドも関係なし。いろんな意味でボーダーレスなのです。

そして、とにかく心地が良い!
レンズは目に、フレームは骨格にとても優しく寄り添ってくれます。

頬骨でなく、鼻にちゃんと落ち着いて(これ、とっても大事ですよね)、目もぱっちりと開いて。かけると安心できるという、稀有なサングラスなのです。


私が愛用しているのは、この4つ。

おばあさんになってもかけていたいイヴァ・マサキのサングラス_img3
001というシリーズ。一見エッジの効いた六角形のデザインですが、かけるとちょうどいいシャープさ。私はダーク系のレンズを選んでいますが、もっと繊細で柔和なトーンのレンズもあって、フレームとレンズのコンビネーション次第で顔まわりの雰囲気をアレンジできます。
おばあさんになってもかけていたいイヴァ・マサキのサングラス_img4
TAEAは、Evaの最愛の娘の名前を冠したシリーズ。かけていることを忘れてしまうような軽量モデルで、安定感も抜群。ブラウン&ゴールドの”Golden”は、レンズの色も優しく、眼鏡の延長でかけられます。

言うまでもなく、サングラスは、眼鏡と同様に顔の一部です。
ファッショントレンドも確かにありますが、私は自分にとってステディなものの方がやっぱり好き。サングラスのおしゃれを楽しむなら、色で。それがちょうど良さそうです。

だから、おばあさんになってもEvaのサングラスをかけていると思います。そう、私にとってはエターナルな存在です。

夏の手前、今年のサングラスをお探しの方がいらしたら、ぜひチェックしてみてくださいね。

そして、Evaの話によると、この秋にはスティーブンアランのショップで展開することが決まったそうですよ。1ファンとして、私もうれしいです!


さて。
次回はもっと夏が近づいてきているのかなー。
大好きな夏、大大大好きな夏休み!

今年の夏はどんなふうに過ごせるのかなー。
夏を思うと、いくつになってもワクワクしますね(笑)。


では、また2週間後に。
See ya!!

松井陽子
Yoko Matsui
Instagram: yoko_matsui_0628

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