10「離婚してもなんとかなる」は本当か？3人の女性の離活経験談

こんにちは！

今回で最終回を迎える「離活マニュアル」。

連載開始から今まで、「離活」についていろいろな経験者にお話を伺いました。

それぞれの家庭や仕事の状況によって、「離婚」の個人に与えるインパクトがまったく違うこと、様々な社会問題と地続きになっていること、などを目の当たりにしてきました。

シリアスなケースを見聞きする度に、「専門家になってから出直さないと何も書けない」とスランプに陥ることも。

ただそこで思い出したのは、この連載を始めようとしたきっかけの一つ。離婚を考えている知人が２人ほど、頭にハゲができてしまったと教えてくれたときのことです。

そのとき、「あぁ、みんな、一人で抱えて一人で悩んでしまっているんだ。少しでも気分を楽にさせてあげたいな。みんながもう少し気軽に離婚について語り合えるようになったらいいのに」と思ったものです。

そんなわけで今回は、30代〜40代の離婚経験者3名の「離活」座談会をお届けします。今、まさに夫婦関係に悩まれている方、ぜひ、その場に参加しているつもりになって読んでみてくださると嬉しいです。

「離婚」を通じて得たもの

さちこ：今日はお集まりいただきありがとうございます。
「離婚」にはそれぞれ葛藤があったと思うのですが、少しでも悩んでいる人を勇気づけたいなと思って、色々質問をさせていただきたいと思います。
まずは、みなさんが「離婚」を通して得たものを教えてください。

Aさん：私は自由な時間と心の安定です。

Bさん：私も精神的な自由かな。

Cさん：自分らしい生き方や、時間の過ごし方。忘れかけていた「何かを学びたいっていう心」や、やればできる自分を思い出したかも。

さちこ：精神的な自由、という答えが多いですよね。離婚したいと思うときって、精神的に抑圧されていたり、我慢していたりっていうケースを多く聞きます。
とはいえ、様々な理由で決断できない人も多い。

Aさん：私は子供がいるので一番悩んだのは経済的な問題だったのですが、周囲の先輩方や友人に「お金はなんとかなる！」と何度も後押ししてもらって。
一番大事なのは今の心の安定と生活だ、と思えました。

Bさん：わかる、なんとかなるよね。
けど、私としては離婚してからが勝負！　とも思う。なぜ離婚したいのか、離婚することによって得られるメリット・デメリットをきちんと把握し、本当に離婚した方が良いのか考えてほしい。離婚した方が良いと判断したのなら、後ろを振り返らず、前へ進むのみです！

さちこ：Bさんのそのセリフ、私が離婚しようかどうか悩んでいたときに、本棚から頭上に落ちてきた本をぱらっと開いたら、書いてあったんですよ（笑）。
「後ろを振り返らず、前へ進め」って。嘘みたいですよね。

Bさんのような、経験者だからこその等身大のリアルなアドバイス、他にも聞かせていただけますか？

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【すっきりした離婚経験者】
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