こんにちは。ライターのさちこです。

さて今回は、「離婚したいけど(諸事情があって)我慢している」という方々に向けてのコラムをお届けします。

取材を通して「離婚した」方とお会いすることが多い一方、まだまだ「離婚したいけれど我慢せざるを得ない」という方も多いです。

「離婚」と言っても、子供がいるのか、仕事があるのか、離婚後の助けがどれほど見込めるかなどによってもずいぶん状況が違います。
色々と考えて今は離婚に踏み切らないという方も多く、我慢しているものの「限界が来そう!」というケースも。

ですが、我慢して問題から目をそむけ、ひたすら我慢するのではなく、問題の本質に向き合いつつ、日々のストレスを少しでも軽減できた方がいいですよね。

「離婚したくてもできない」「誰にも愚痴を言えない」など寄せられた様々な悩みを元に、離活中におすすめしたいセルフケアやリトリートについてお届けします。

 


離活とセルフケア「なぜセルフケアが必要なの?」


何件か相談を受けたこともあるのですが、たとえDVやモラハラなどの問題があっても、被害に遭っている方がすぐに離婚できるかというと、経済的な問題をはじめ、難しいことが多いです。

経済力があるはずの働く女性ですら、なかなか離婚はできません。家事負担の不公平ゆえの不満、疲労など、非常によく聞きます。

ほぼワンオペで仕事と子育てをこなしている方の中には、「あれ、これ夫がいなくてもやっていける?」という考えが脳裏をよぎる人も多いのだそう。よぎるけれども、実際に離婚まではいかない。

ケンカをしてもらちがあかず、夫婦なのに年収でマウントを取られてしまい絶望したり、多忙な日々をこなすのに精一杯になるなか、ストレスだけが蓄積されていったり。
この問題は家庭もですが、勤務先の会社の社風なども大いに関係しているのでしょうが……。

また、仕事をしている女性でも、モラハラ被害にあうことが。
しかし、「子供を受験コースに乗せてしまった」「家を共同購入してしまった」「子供が何人もいて離婚は現実的ではない」と我慢するケースも少なくありません。

そんな話を見聞きすると、やはり今は「離婚」か「我慢」の2択ではなく、その中間の「離活」をするのがちょうど良いかもしれない、とも思います。

その場合の「離活」とは、自分の被害やストレスを正しく理解し、離婚のための情報収集は積極的にするものの、必ずしも「離婚」をゴールにしなくてもいい、というもの。
離婚は今後の選択肢として真剣に考えるけれど、マストではないと理解する。

「離婚しなければ」と不必要に自分を追い詰めてしまうのは、百害あって一利なしです。

なので、できるだけ自分を追い詰めずに、離婚も選択肢に入れつつ問題解決の方法を探る「離活」と合わせて、同時に「セルフケア」や「リトリート」の方法を知っておくのがいいのではないかと思います。

さて、具体的にはどのような方法なのでしょうか?

 


次ページ▶︎ セルフケアはアプリで行う時代!


【イラスト】ストレスを溜めない離婚、自分をいたわる方法とは?
▼横にスワイプしてください▼