こんにちは。ライターのさちこです。

この連載を読んでくださっている方は、絶賛離活中なのでしょうか。興味はあるけれど現実的には難しい……、と思っている方も多いかもしれません。

最近も2組の大物芸能人カップルの離婚報道が相次ぎ、子供が巣立った後の離婚を密かに計画している……という知人の声もチラホラと耳に入る今日この頃。

配偶者への不満が溜まっている方が、「私も離婚したら幸せになれるかもしれない」と思いを巡らせていることも多いと聞きます。

今回はそんな「離婚をすれば幸せになれるかも症候群」について、実際に離婚を真剣に検討していた方から伺ったお話をもとに考えてみたいと思います。

 


「○○なら幸せ」思い込みの正解って?


一生懸命頑張ったり、多少の無理をする背景には、「この夢を実現したい」「この生き方を叶えたい」という前向きな気持ちがありますよね。

でもそれが「〜でなければならない! それ以外はダメ!」という極端な思考になると、話が少しややこしくなってしまう気がします。

会社の中で出世しよう、という人もいれば起業してリスクをとるぞ、と思う人もいて、でも、両者とも「こうすれば幸せなんだ」と信じているからこそ、それぞれの世界で頑張っていけますよね。

「仕事も家庭も美も全部諦めない」という女性もいれば、「一つだけで十分、私はマイペースに行きます」という女性も。

でも人の考えって、年齢を重ねたり色々な出来事がきっかけで180度くるりと変わったりすることもありますし、「この生き方でなきゃ!」という抑圧スタイルになると、人って途端に他者に寛容でなくなってしまいませんか?

結婚も離婚も同じです。

人生って、イレギュラーなことも起こりますよね。
コロナ渦などは世界共通の「え? 嘘でしょ?」というような出来事ですし、生まれた時代や国だけでなく、個人ではコントロールできない大きなうねりが自分の人生に大きく影響してきたりするもの。
だからこそ、決めつけるのではなく、変化に身を委ねるくらいの気持ちでいたほうがいいのかな、と思います。

さて、今回お話を伺ったAさんは、「離婚したら幸せになれるかもしれない」と長い間悩んでいたと言います。

 


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「離婚すれば幸せ?」は本当か?
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