自分の未来のために、今、水やりをしよう


困ったことが起きたときに、その場しのぎで適当に対処してきた70代と、食事や運動や睡眠に気を付けるといったシンプルな良い習慣を地道に続けてきた70代では、絶対に見た目も中身も変わるでしょう。ですから、自分の20年後を見据えて、今何ができるかを考えることが大切です。

これを前向きにとらえて、「今、私は、土に種を撒いて、水をやり、太陽を浴びせている途中なんだ」と考えてみてください。10年後、20年後に自分が望むような実を実らせるための過程だと思えば、忙しいからといって、ちょっとした不調を放置したりせず、自分の体を慈しむようになりますよね?

「20年後の自分」を作るのは、「今の自分」が選んだこと【産婦人科医・高尾美穂】_img1
 

せっかく、“こうすると健康にいい”と分かっていることがたくさんある今の時代に生きているんだから、それを正しく選択して、取り入れて続けていくと、間違いなく、いい未来しか待っていないですよ。

「20年後の自分」を作るのは、「今の自分」が選んだこと【産婦人科医・高尾美穂】_img2

<新刊紹介>
『大丈夫だよ 女性ホルモンと人生のお話111』

著:産婦人科医  高尾美穂
定価:本体1600円(税別) 講談社
発売日:5月27日(金) 予約受付中!

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ミモレの連載と書き下ろしで構成された高尾先生の書籍が発売になります!

女性ホルモンに振り回される人生前半の40年と、ホルモンがなくなり落ち着く後半40年、そしてその間にある更年期という嵐の10年間。
自分がいま人生のどの時点にいて、体と心はどういう状況になっているのか。それが把握できていれば、対策はあるのです。
この本では、高尾先生が日常でできる解決策を教え、解決策がないことならば違う角度でのとらえ方を提案。また、女性がラクになる生き方のアドバイスもたっぷりと。
女性ホルモンとうまく付き合い、自分の人生を自分でデザインしていくために。
高尾先生が優しく語る111の「こうすれば大丈夫」を、ぜひ生きる指針にしてみてください。

 
取材・文/和田美穂
グラフ作成/羽鳥光穂
イラスト/Shutterstock

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