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レジ袋の有料化をきっかけに一切ビニールの袋を使わなくなったことはいいけれど、それ以来、ずっともやもやしていたことがあるんです。

それは家でエコバッグが溢れ始めていること。

いただくこともあり、たくさん家にあるはずなのに、いざという時にバッグに入っていなくて出先で購入する。(時にはそんな自分にうんざりして素手で抱えて持ち帰ることも笑)

お出かけ用の小さなバッグに入れるにはエコバッグが嵩張って邪魔に感じることも多い。

 

嵩張るから色々なサイズが必要になり、毎日出かける前に持っていくエコバッグを考えなくてはいけないのがとっても面倒。

そんなこんなで増え続けるエコバッグを横目に”もっとシンプルでスマートな方法はないものかしら”なんて思っていた頃、展示会で伺ったエルメス表参道店で目に留まった、ひとつのバッグ。

スカーフ生地でとっても素敵、とときめいて思わず手に取ってみたら、なんとそれはバッグではなくスカーフそのもの。

そう、スカーフを結んでバッグ型にアレンジしていたんです。

そこから、私の頭の中に持ち続けていたもやもやが晴れるまで、そう時間はかかりませんでした。

もしかしたら、風呂敷なら気兼ねなくエコバッグに使えるかも?
あれならハンカチのようにバッグに入れておくのも嵩張らず、苦じゃない。
風呂敷としてだけじゃなく、いつもバッグにあれば色々な活用方法がありそう!

そこで思いついたのが、様々な包み方が飾られたディスプレイがいつも気になっていた風呂敷専門店「むす美」。
早速取材をお願いし、広報の山田さんに日本の伝統とも言える風呂敷の、今の時代らしい使い方を教えていただくこととなりました。

実は様々なサイズがある風呂敷。今回はアレンジしやすい70cm幅のものと100cm幅のものを使いました。
素材は、畳んだ時にコンパクトになり、洗濯機で洗えてしわにもなりにくいポリエステルのものが初心者には扱いやすそうです。

山田さんに最初に教えていただいたのは二つの基本の結び方。
普段通りの結び方でも作ることができますが、この方法で結ぶとより解けにくく、そして見た目も美しいので是非この機会にマスターして。


まずは、基本の結び方2種類をレクチャー!

1.真結び

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2.ひとつ結び

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結び方が分かったら、まずはびっくりするほど簡単なバッグの作り方。 この時は初めてだったのでテーブル上で丁寧に作ってみましたが、慣れれば空中でサッと完成させられてしまいそうです。

とっても簡単!エコバッグの作り方
★おすすめサイズ:70cm/100cm幅

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 100cmで作るとこのくらいのサイズに。

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大きめサイズなら肩掛けもOK。

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先端をななめ掛けして結べばボディバッグにも! 

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四角い箱もすっぽりおさまり、中身に合わせて風呂敷がフィットしてくれます。


ワンアレンジで「お出かけバッグ」にも!

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次は、お会計の時にレジのかごにセットする便利な包み方。
空のカゴにふろしきをセットしたら、そこに購入した商品を入れていけばそのまま包んで持って帰ることができます。


レジかごバッグの作り方★
おすすめサイズ:100cm幅

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実は私がエルメスで見かけたスカーフバッグ、これと同じ結び方だと後から写真を見て気づきました。


そう、重いものを持ち運ぶお買い物には気兼ねなく丈夫でもある風呂敷を使いたいところですが、使わなくなったスカーフをバッグとしてアレンジする裏技にもぴったり。
後編では風呂敷でもスカーフでもできそうな包み方もお伝えしていきますので乞うご期待!

今回お世話になったのは
『むす美』東京

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ふろしきメーカーの山田繊維が運営する風呂敷専門店 『むす美』。店内では風呂敷の販売のほか、使い方を学べるワークショップやセミナーも定期的に開催されている。

白澤さんが体験した風呂敷の包み方をもっと見る
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撮影/片岡祥
構成/出原杏子

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