フードジャーナリストの小松宏子さんが、最新の食のトレンドを紹介します。
集まりごとがあったり、クリスマスや年始の支度など、何かと慌ただしい年の瀬。ザ・お歳暮というような肩肘張ったものでなくても、今年一年、お世話になった方へ、感謝の気持ちをギフトに込めて贈りたいものですね。美味しいものを差し上げるのは、年末のギフトの常套ですが、そこに何かストーリーのある、ひとひねりの効いたものを差し上げたいものです。お酒好きな方なら、お酒がぐっと美味しくなる酒肴の詰め合わせもいいでしょう。パーティを開く機会の多い方なら、チーズの詰め合わせというのも気が利いています。いつも忙しいかたならゆっくりしていただきたいと、フレーバーティなどはいかがですか。ここでは、話題性があって気の利いたもの、そして差し上げる方の嗜好にマッチしたもの、そんな商品を選びました。
DIOR TEA(ディオールティー)
日頃からたまった疲れをいやし、くつろぎの時間を与えてくれるフレーバーティーは、年末のギフトにはぴったりです。しかも、自分で購入するにはちょっと、というハイクオリティなものとなれば、いただく側の喜びもひとしおです。そこで今回選んだのが、厳選された素材をブレンドした、香り高いディオール ティー。かつて、クリスチャン・ディオールは、「自分らしくない家に住むことは、他人の服を着ているようなもの」と語ったといわれていますが、それほど彼が大切にしてきた「アール ドゥ ヴィーブル=暮らしの美学」を伝えるために生まれたのが、このディオール ティーなのです。
フレーバーは、上品なグレーの濃淡の缶に入ったリーフティー3種です。左から、
「ボンヌエトワール」。レモングラス、ジンジャー、フェンネル、レモンバーベナ、レモンタイムのミックスは、庭園の植物を思わせる香りが特徴で、清々しく、活力に満ちてくることでしょう。
「モンテーニュ」は、バラのつぼみとグリーンティー、ジャスミンを合わせたもので、ムッシュ ディオールが愛したガーデンをイメージした香りだそう。モンテーニュ通りは、初めてブティックをオープンした記念すべき場所です。
「コル ノワール」は、南仏のグラースにあるディオールが所持している城の名。ムッシュディオールのドレスのパープルのボタンからインスパイアされたと言われるブラックティ。バーボンバニラとブルーマロウの個性的なフレーバー。
いずれもリーフティーなので、ポットの中でゆっくりリーフが開き、香りが広がるのを待つ時間がなんとも贅沢です。
問い合わせ先/クリスチャン ディオール
tel. 0120-02-1947
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