新年明けましておめでとうございます! 今回も前回に続き、2021年のハリウッドニュースをプレイバック。去年一年で気になった、4つのトレンドキーワード、後編をお届けします。

【前編はこちら】2021年ハリウッドニュース、4つのビッグトレンドを振り返り!>>

【トレンドキーワード3】
2000年代初期の暴れん坊セレブたちが大復活

アラフォー以降の女性セレブが大活躍した一年を振り返り!【2021年ハリウッドニュース後編】_img0
写真:Broadimage/アフロ

先日の記事でもお伝えしましたが、2000年代初期のセレブブームの立役者であるリンジー・ローハンにパリス・ヒルトン、ブリトニー・スピアーズ、3大暴れん坊セレブとでも言うべき3人がここに来て再び表舞台に。

人気絶頂のころには窃盗や飲酒&薬物摂取による危険運転などで逮捕されて世を騒がせた彼女たちも、今やアラフォー。パリスは3度の婚約破棄を経て、40歳にして今度こそ無事結婚。ブリトニーは長年、成年後見人だった父親の監視から逃れることができ、パーソナルトレーナーの男性と念願の婚約。35歳になったリンジーもドバイで金融マンと婚約を発表と、おめでたい話題続き。

アラフォー以降の女性セレブが大活躍した一年を振り返り!【2021年ハリウッドニュース後編】_img1
写真:REX/アフロ


パリスはNetflixのお料理番組「パリスと料理」が絶好調だし、リンジーも今年Netflixで配信予定のクリスマス映画の主演に抜擢され、現役歌手のブリトニーも含めて第二のキャリアをスタートしている感が。

リアルタイムで彼女たちの栄光と転落を見て来たmi-mollet世代にとって、この3人はオーディション番組から成長を見守ってきたアイドルのような存在なのではないでしょうか。だからこそ復活が嬉しいし、心から応援したくなっちゃうんですよね〜。

 

【トレンドキーワード4】
エイジズムに物申すセレブたち


ここ最近の「#metoo」ムーブメントの流れもあり、様々な差別に声を上げ始めたハリウッドセレブたち。2021年は「エイジズム(年齢差別)」を打ち破るべく発言するセレブが続々と登場。

アラフォー以降の女性セレブが大活躍した一年を振り返り!【2021年ハリウッドニュース後編】_img2
「And Just Like That…」のワールドプレミアにて。写真:REX/アフロ

2021年に配信スタートとなったSATCの続編ドラマ「And Just Like That…」でサラ・ジェシカ・パーカーが素のグレイヘアのまま50代の恋愛を演じているのも、それを示す象徴的な出来事かもしれません。

今までならば「女性は性的に現役でありたいなら白髪を染めること」という暗黙のルールがあり、恋愛ドラマのヒロインを演じたいならば、女優はいくつであっても白髪は染めることを求められてきたのですから。

ほかにもグウィネス・パルトロウが更年期について語ったり、元スーパーモデルのポーリーナ・ポリスコヴァが無修正のヌードや肌を見せたセルフィーをインスタに投稿してエイジズムについてコメントしたり……と、今までタブーだった「加齢」について隠さずに話すようになったことで、「私だけじゃないんだ」と勇気をもらえました。


まるでシワやシミがハリウッドには存在しないかのように、美容整形や写真修正でいつまでも若々しい姿を保つことを強いられてきた女性スターたちが、「人が歳を取るのは自然なことなのに、なぜ女性だけが老いることを恥ずかしいことだと思わないといけないの?」と、ようやく疑問を持ち始めたのです。そしてこの流れ、今後も加速していきそうですよね。

今年2022年は一体どんなニュースが世間の注目を集めるのか。また私なりの視点で切り取ったハリウッドニュースをお伝えして行くので、この連載共々どうぞよろしくお願いいたします!


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