「パワーウィッシュ」は健やかな向上心を持ち、夢を実現しながらしあわせに生きていくための最高の道案内！

「スピリチュアルや占いには興味がない」という文筆家・小川奈緒さん。ところが、新月満月だけは別。願いがするするとかなうことに驚きつつ、新月満月のチカラを取り入れる習慣にすっかり夢中。願いがかなう以上の豊かさと効果をもたらした「パワーウィッシュ」について、お話を伺いました。

Keikoさんの新月満月リチュアルを聴きながらパワーウィッシュノートをつけるようになって、自分の内面が少し、変化したように感じています。

はずかしながら、わたしはこれまで利他的な思想や行動からは遠い人間でした。
自分のことよりまず他人のことを思い、誰かの役に立ちたいと時間や体力を差し出せる人のことを、素晴らしいなと尊敬しつつも、同じことが自分にできるとは考えていませんでした。

子どものころからチームワークになんとなく苦手意識があったり、交友関係も狭く深くというタイプで、愛情を注げる対象も、家族とごく少ない数の友人くらい。もちろん、その人たち以外はしあわせじゃなくていいなんて思っているわけではないのですが、広い視野で周囲を見ながら細かい部分に意識を配ることができない、狭量で未熟な人間だったと思います。

それが、Keikoさんのリチュアルを聴いてパワーウィッシュを書くようになってから、しあわせを願う対象が、自分や家族や友人から、ひとまわり、ふたまわりと、回を重ねるごとに範囲を広げていくのを感じています。

いつかのリチュアルで、「自分の願いがかなっても周囲が不幸だとしあわせを感じにくい」という話を聞いたとき、ハッとして、同時に、痛いところを突かれたようなバツの悪さを感じました。
もしかしたら、これまで「わたしはこうなりたい」の一点ばりではなかっただろうか。そんな自問が浮かんだからです。

パワーウィッシュの冒頭には、願いの成就とともに世の中全体のしあわせを願うアンカリングフレーズを書き込むルールがあります。
このフレーズは、紙面に薄く印刷された文字をなぞればいいのですが、なににつけ理屈と筋道を重視する（笑）わたしは、毎回その文章の意味をじっくりと咀嚼しながら書いています。すると自然に、「わたしも、みんなも、今よりしあわせになれますように」という気持ちになれるのです。

ノートに書き込んですぐかなった願いに、「自宅で開催する金継ぎ教室に最適な講師が見つかる」というものがありました。

具体的なエピソードは、「月が導くキャリア（＝人生）道」で語った通りですが、あの一件に、わたしがパワーウィッシュに惹かれ、みんなにも勧めたいと思う理由が集約されている気がします。

わたしの願いがかなったのは、魔法でもなんでもない。ノートに書くことで内なる願望を自覚し、それによって、チャンスが訪れた瞬間にスピーディーに行動できたからだと思うのです。
書く→自覚する→行動する→かなう。とことんシンプルで、自然な流れですが、成功の方程式って、案外そういうものなのかもしれません。

だから、身も蓋もない言い方かもしれないけれど、わたしは月星座を「神秘的な占い」とは考えていないのです。
　
成熟した大人として、独りよがりではない健やかな向上心を持ち、夢を実現しながらしあわせに生きていくための道案内。
　
そんなふうにとらえながら、2022年もパワーウィッシュノートを使いこなしたいと思っています。　
 

 

 

占星術家Keikoの『新月・満月のパワーウィッシュ』で人生はどう変わる？ ＜全3回＞

第1回　占いにもスピリチュアルにも興味がない文筆家が「新月・満月のパワーウィシュ」は続ける理由＞＞

第2回　「パワーウィッシュ」は健やかな向上心を持ち、夢を実現しながらしあわせに生きていくための最高の道案内！

第3回（1月16日公開）「占いに答えは求めていない」人こそパワーウィッシュで願いを叶えている！